自宅の洗濯機の排水口のお手入れをこまめにしていますか？洗濯機の排水口は、位置関係的に掃除しにくく、掃除を後回しにしてしまいやすい場所です。そのため、気がついたらかなり汚れていたということも少なくありません。

このようなトラブルを防ぐためにも、やはり洗濯機の排水口はお手入れをする必要があります。では、具体的にどのように掃除すれば良いのでしょうか？そこで今回は、掃除しにくい洗濯機の排水口のお手入れについて解説します。

洗濯機の排水口を掃除していないとどうなる？

洗濯機の排水口を掃除していないと、糸くずやホコリなどの汚れが溜まり、洗濯機自体が故障してしまう恐れも考えられます。

糸くずやホコリなどの汚れが排水口に蓄積されることによって、効率よく水が排水されなくなり、逆流してしまう可能性もある上、悪臭も発生させてしまうことがあります。

また、糸くずやホコリは、取り除いても洗濯する衣類の数が多いとすぐに蓄積されてしまいます。

洗濯機の排水口で注意したいのは、汚れだけではなく水漏れも発生させることがあるという点です。

排水口がつまることで一箇所に汚れが集中してしまい、圧力によって排水ホースが破損します。破損してしまうと、そこから水漏れが発生してしまうので、漏電や床の浸水のリスクが上がります。

洗濯機の排水口を掃除していないと、洗濯機本体の表示がエラーになることもあります。洗濯機の扉をしっかり閉めて運転しているのにエラーが出る場合は、排水口で排水できない状態になっていることもあります。

自分で排水口を掃除する方法はあるの？

洗濯機の排水口の掃除は、時間や手間はかかりますが、なるべく費用を抑えるべく自分でやりたいと思う人も多いのではないでしょうか？

正しい手順と方法をマスターできれば、自力で掃除することも可能です。ただし、安全のために洗濯機を移動させる場合は、必ず2人以上で作業しましょう。

では、どのような掃除方法が効果的なのでしょうか？ここでは、自分で洗濯機の排水口を掃除する場合のポイントや方法について解説します。

洗濯機を移動させて排水口のパーツを取り外す

洗濯機の排水口を掃除する際は、まず洗濯機が邪魔になってしまうため、空いたスペースに移動させましょう。

男性でも1人で動かすことが難しいため、必ず2人以上で作業するようにしましょう。その後、排水口に取り付けられている排水トラップやフタを取り外し、各パーツをキレイに水洗いしましょう。

ここで髪の毛やホコリが付着している場合は、全て洗い流せるまでこすり洗いするのがポイントです。

排水口を掃除して周辺のホコリも取り除く

洗濯機を移動して排水口のパーツを全て取り外したら、排水口を掃除していきます。洗濯機の排水口には、様々な汚れが付着しているため、ある程度手で汚れを取り除いたら、洗浄剤を使用した掃除がおすすめです。

特に液体パイプクリーナーを使用することで、数ヶ月分の汚れも問題なく解消してくれる上、放置してつけおきしておくだけである程度キレイになります。ぬめりが気になる場合は、重曹を使用して掃除する方法も効果的です。

排水口の掃除が終わったら、普段掃除しにくい壁側や奥側を雑巾で拭きあげましょう。掃除機で掃除しても除去しきれない分厚いホコリや髪の毛が溜まっているため、このタイミングで取り除いておきましょう。

排水口のパーツを取り付けて元あった状態に戻す

最後に正しい順番でパーツや洗濯機を元の位置に戻します。取り付け方を間違ってしまうと、再度洗濯機を移動させることになってしまうため、必ず正しい順番で取り付けましょう。

また、排水ホースがつぶれないように注意して戻す必要があります。水漏れを防ぐために、排水口と排水ホースの接続部分をしっかり固定できているかも確認しておきましょう。

このように、洗濯機の排水口の掃除は、洗濯機の移動からパーツの取り外し、そして掃除まである程度時間がかかってしまいます。

洗濯機は、家電製品の中でも決して安くはありません。水漏れやショートなどの事故を防ぐため、掃除する際には念入りに汚れを洗い流しておきましょう。

業者にメンテナンスを依頼する際のポイント

洗濯機の排水口掃除は、自力でもできるとはいえ、やはり労力と時間はかかってしまいます。もし、自力での作業が難しいと感じたら、必ず業者に掃除を依頼するようにしましょう。

業者に掃除を依頼することで費用は発生しますが、自力で掃除した時のトラブルを抑えられます。

業者に掃除を依頼する際は、必ずチェックすべきポイントを押さえた上で依頼するようにしましょう。業者の中には、高額請求や追加費用を請求してくる悪質な業者も存在するため注意しなければいけません。

では、具体的にどこに注目して業者を選べば良いのでしょうか？ここでは、業者にメンテナンスを依頼する際のポイントについて解説します。

必ず複数社相見積もりを取ってもらう

業者によっては、作業費用が異なるため、正確で平均的な作業費用を知っておくことが大切です。

そこで、複数社に見積もりを取ってもらい、平均的な作業費用がどのくらいなのかをチェックしておきます。

また、ポイントは、基本料金だけではなく出張費の有無やアフター保証の有無も同時に確認しておくのがおすすめです。

メンテナンス方法を確認しておく

業者は、排水口をキレイに掃除するために様々な機器を導入していますが、どの機器を使用してメンテナンスするかによっても費用が変動します。

簡単な洗浄液、薬剤を使用した方法であれば約1万円前後で依頼でき、ポンプを使用してメンテナンスをすれば約1万円以下で収まることもあります。

ただし、高圧洗浄機を導入して大掛かりなメンテナンスが必要な場合は、約2万円以上かかると考えておきましょう。

また、排水管の汚れやパーツの劣化などの場合は、パーツ交換費用として数千円が発生します。

作業実績豊富な業者を選ぶ

洗濯機は、故障してしまうと水漏れはもちろん、電気系統のトラブルにも発展しかねないので、しっかりとメンテナンス知識を有した業者に依頼すると安心です。

また、集合住宅の場合、作業スペースが限られてしまうため、洗濯機の移動からメンテナンス作業が難しくなります。

ポイントは、洗濯機のタイプや排水口の位置に関わらず対応してくれる業者であるか、アパートやマンションでも対応してくれるかを確認しておきましょう。

まとめ

この記事では、掃除しにくい洗濯機の排水口のお手入れについて解説しました。洗濯機の排水口は普段掃除しにくい場所になりますが、洗濯物の量や住む家族の人数によっては、短期間で汚れが蓄積されてしまいます。

そのため、洗濯機の使用年数や排水口の掃除状況を見直して、メンテナンスを一度しておくと安心です。

また、掃除用具も100円ショップやホームセンターで手軽に手に入るので、期間を決めて自分でメンテナンスをしておくことで、費用をかなり安く抑えられます。

万が一業者にメンテナンスを依頼する時は、必要な費用を明確にさせて、悪質な業者に依頼しないように気をつけましょう。