お風呂修理の費用相場|みんなの町の水道職人

お風呂修理の費用相場

お風呂は水回りの中でもとくに修理できる箇所が多く、最も故障する確率が高い場所と言えます。

しかし、お風呂を修理するにしても設備の名称や役割を知っている人は少なく、いざ故障すると「どうすれば良いのだろう」と困惑する人が多くいるのも事実です。

お風呂を形成している設備の名称と役割から、修理の目安となるポイント、費用相場や業者に依頼する際のコツなどをすべて取り上げているので参考にしてみてください。

目次

お風呂の設備の役割を知ろう

まずはお風呂を形成している設備と役割について知っておきましょう。修理の際に故障している箇所が分からないと対応できないケースがあるためです。

浴槽

浴槽は1日の疲れを癒やしたり、身体を温めたりとさまざまな効果をもたらす設備です。

浴槽はヒビが入るなどの故障が起きた場合、水が溜められなくなるのですぐに修理をしなければなりません。そして浴槽は最も劣化が激しい場所だと言われていて、修理をしても使用年数によっては再修理をしなければならなく、交換も検討する必要がある設備です。

しかし、交換の際に選べる素材が非常に多くあるのも特徴であるのため、交換を検討している人はチェックしてみてください。

FRP
FRPはFiber Reinforced Plasticsの略称で、ガラス繊維強化プラスチックの略称です。現在最もポピュラーな素材で、価格がリーズナブルな上、なめらかな肌触りなのが特徴です。
非常に需要がある素材のため、カラーデザインが充実しています。しかし、汚れが目立つ素材でもあるのでお手入れが必要です。
大理石
大理石は汚れがつきにくく、お手入れがしやすいのが特徴です。
アクリル系材質の場合、やや高額になりがちですが高級感も溢れるため人気があります。また、丁寧に扱えばいつまでも美しさをキープできる素材です。
ステンレス
ステンレスは最も低価格で購入できます。傷やサビに強く、非常に頑丈ですが素材感が際立つのでお洒落なお風呂にはあまり適していません。
金属のような肌触りがあるため、好みが分かれる素材でもあります。
ホーロー
鋳物の表面をガラス材でコーティングした素材がホーローです。食器やポットでも採用されている素材で、保湿性が高くカビが生えにくいのが特徴です。
しかし高価であったり、材質が重く2階に設置できなかったりと少々クセがあります。

ドア

しかし、自分で修理するのは非常に困難です。また、浴室のドアにあるスリットは浴室内を乾燥させる目的があります。そしてドアにもいくつか種類があります。

開き戸
部屋のドアと同じタイプのドアです。人が入るために横幅を確保しなければならない上、扉が開くスペースも確保しなければならないため、十分な広さが必要です。
しかし、交換の際は扉だけを交換すれば良いので設置が簡単です。
折れ戸
扉を開けた時に真ん中の部分が折れてドアが開くタイプです。
前後にスペースが必要ですが、横幅のスペースはあまり必要としません。
引き戸
横にドアをスライドさせて開くタイプのドアです。前後のスペースが必要なく、浴室と脱衣所のスペースを圧迫しないので、扱いやすいのが特徴です。
しかし扉を引き込むスペースを確保しなければならないのと、レールの部分のお手入れが最も重要なタイプでもあります。

壁・床・天井

壁は場所によって水のつきやすさが異なります。腰を境目に上下で素材が違う場合、腰下には手入れがしやすい素材を採用しているケースもあります。

床は水が流れたり椅子を置いたりするため、浴槽と同様に劣化が早くなります。

しかし、昨今では水はけが良い素材を採用していたり、クッション性に優れていたりと充実した機能を持つ床材が登場し始めています。

一見綺麗な天井は水蒸気にのってカビが付着するケースが多く、手入れが必要な設備です。また、天井から他の部分にカビが繁殖していくので、天井の掃除も行う必要があります。

エプロン

浴槽の前に付いているフタがエプロンです。おそらく初めて耳にする人もいるでしょう。エプロンを外して掃除をしていない場合、中がカビだらけになっているケースも珍しくありません。

しかし、必ずしもエプロンがあるわけではなく、きちんとした四角形の浴槽も存在します。

換気扇

換気扇は、浴室内に溜まった湿気を外へ逃がす役割があります。

稼働させておくとカビの発生を防いだり、浴室内の悪臭を防止したりする効果があるので、24時間回し続けるのがおすすめとも言われています。

換気扇はもっても10年程度の寿命であるため、交換をしてメンテナンスをする必要があります。

給湯器

給湯器には、水の温度を調整したりお湯を出したりする役割があります。

故障するとお湯が出ない、温度が安定しないなどのトラブルが起きるため、故障した場合はすぐに修理したい箇所です。

給湯器の寿命も換気扇と同様に10年程度だと言われているため、とくに故障していなくても10年経ったら修理や交換を視野に入れておくのがおすすめです。

暖房乾燥機

暖房機能付き乾燥機は、入浴をより快適にするのに必要な設備です。

また、浴室内を乾燥させたり換気したりする役割も持っています。しかし、寿命である10年を超えると、与えられた役割が果たせなくなったり、電源がつかなくなったりします。

定期的な手入れが必要な設備でもあるため、定期的にお手入れをして、10年を過ぎた段階で点検や交換を検討するのが良いでしょう。

カウンター

シャンプーや石鹸などの小物を置くのに使用するのがカウンターです。カウンターは取り外せないタイプがほとんどですが、取り外せるタイプもあります。

しかしどちらのタイプにしても、あまり頑丈にできていないので、カウンターの取り扱いには注意しなければなりません。

キャネット

壁に設置してある小物を置ける部分がキャビネットです。カウンターと同様にあまり頑丈ではありません。

お風呂の浴槽を修理する目安やチェックポイント

一見浴槽に問題がないように見えても、修理が必要な場合があります。

修理が必要かどうかを判断するポイントがいくつかあるので、自宅の浴槽と照らし合わせながら確認してみてください。

浴槽の耐用年数

お風呂の耐用年数は20年から30年程度です。

しかし、新築と一緒に浴室を構えて「まだ10年だから」と修理をしなくても良いと安心するのは少し待ちましょう。浴槽は見た目で劣化していると判断しづらく、20年経っていなくても劣化しているケースは十分に考えられます。

耐用年数はあくまでも一つの目安に過ぎないため、20年以上経過している場合は点検やメンテナンス必要であると認識しておきましょう。

排水溝の臭い

排水溝を綺麗にしていても臭いが改善されない場合、排水管が劣化している可能性があります。

場合によっては流した汚水が逆流するケースもあるため、臭いがひどい場合はチェックが必要です。経年劣化やつまりなど原因はさまざまであるため、原因に応じた対処をしなければなりません。

また、しっかりとチェックをしてみなければ分かりませんが、放置していると雑菌が繁殖して身体に対して悪影響です。

全体的なカビやサビの浸食

浴室の壁や天井等のカビを一度拭いてみましょう。改善された場合はとくに問題はありませんが、改善されない場合、奥までカビが侵食しているでしょう。

また、金属の部分にサビがある場合、一度サビ止めで擦ってみましょう。カビと同様に改善されない場合は、奥までサビが侵食している可能性があります。

奥にあるカビやサビは改善ができないので、浴室の寿命を縮めてしまう原因となります。また、浴室からカビが広がっていくと、家全体の寿命も気にかけなくてはなりません。

コーキングのひび割れやカビ生え

コーキングは壁と壁のつなぎ目を塞いでいる充填剤です。

コーキングがひび割れを起こしていたり、カビが生えていたりすると、水が入り込んでしまいます。つまり、中が腐食している可能性があります。カビが関係している以上、お風呂の寿命にも影響を及ぼすため非常に危険です。

侵食がどんどん進んでいくと、木材にまで侵食するでしょう。すると、シロアリが発生して家全体がピンチです。湿気がある空間である以上、カビやサビに対してはすぐに対処しなければなりません。

お風呂の浴槽の修理や交換する時に押さえておきたいポイント

実際にお風呂の浴槽の修理や交換をする場合、費用や作業にかかる時間など気になる点がいくつかあるでしょう。しかし、水回りのトラブルは状況によって金額が左右されるため、紹介する費用はあくまでも目安としてとらえてください。

特定の部分の修理費用

特定の部分を修理する場合、5,000~2万円程で修理ができます。

トラブルが併発している場合はさらに費用が上乗せされていくので、多くても3~4万円程度の費用が一般的です。

お風呂のリフォーム費用

お風呂を全体的にリフォームする場合は材料費、工事費、撤去費などをすべて含んで80~140万円が相場です。

しかし、浴槽のみの交換であれば、50万円以下でもリフォームが可能です。また、リフォームはオーダーメイドの「在来工法」と規格品を使用した「ユニットバス」のどちらかで行うのが選択する必要があります。

工事内容の違いもありますが、オーダーメイドの場合はすべて自由に決められるため費用が高くなります。また、風呂場に対する要望を追加しても料金が上がります。

その他、浴槽のサイズや素材、壁や床の素材、使用する蛇口でも費用が変動するため、140万円以上かかるケースもあるでしょう。

風呂の修理・交換にかかる作業期間

お風呂を修理したり、交換したりする場合は、作業の期間も確認しておきたいポイントです。修理をしている間、お風呂が使えなくなってしまうためです。

浴槽を交換するだけであれば、1日で十分ですが、壁や床の張替えを行う大掛かりなリフォームの場合、1週間から10日程度はお風呂の使用ができません。

また、まったく修理やメンテナンスを行っていない場合、見えない部分が意外と劣化しているケースがあります。そうした場合に備えて工期を少し長めにとる可能性もあるため、事前にチェックしておきましょう。

確実に費用を知りたい場合は見積もりを提示してもらうのが確実

特定の部分だけを修理する場合でも、お風呂全体をリフォームする場合でも、見積もりを作成してもらって費用や工期の日程を確認しましょう。

とくに、リフォームをする場合は工期だけではなく、予備日もきちんと確認して、お風呂が使えなくなる期間の対応を検討しなくてはなりません。しかし、予備日を見積もりに記載するかどうかは業者によって異なり、最短の工期を提示する業者もあれば、予備日を入れた工期を提示する業者もあります。

費用、工期、予備日の有無についてしっかりと確認をしましょう。

お風呂の備品ごとの修理代や費用相場は?

お風呂は修理する備品ごとに修理費用が異なります。備品別に修理費用の相場を把握すれば、スムーズに修理ができるので参考程度に使用してください。

排水管や排水口のつまり解消

排水管や排水口のつまりの解消にかかる費用の相場は、8,000~5万円が相場です。

かなりムラのある金額となっていて「水の流れが悪い」「水が逆流する」「排水口の臭いが取れない」など、状況によって金額が変動してしまいます。

状況によって使う道具が変わる上、業務用の高圧洗浄機などを用いて作業を行う場合もあります。床を外して潜り込んで直接修理を行うケースなど、工事が大掛かりになるほど費用が上がっていくのが特徴です。

シャワーヘッドやホースの修理・交換

シャワーヘッドやホースの修理の場合は4,000~3万円、交換の場合は5,000~4万5,000円が相場です。

シャワーヘッドやホースは消耗品のため、寿命は5年くらいと言われています。水漏れしていたり、水圧が安定しなかったりする場合は修理や交換を検討する必要があるでしょう。

しかし、シャワーヘッドの修理や交換は業者に依頼しなくてもできます。自分で交換する場合はあまり高額にはなりません。反対に、ホースのひび割れやパッキンの劣化などは分解して作業を行うため、業者に依頼するのが確実です。

蛇口や水栓の修理・交換

蛇口や水栓の修理の場合、4,000~3万円程度用意しなければなりません。そして交換をする場合は1万5,000~6万円程度が相場です。

お風呂場の蛇口や水栓の寿命は10年程度だと言われています。蛇口は形成している部品が多く、専門的な作業になってしまうため比較的修理や交換にかかる費用が高額になるでしょう。

また、機能性に優れた蛇口を取り入れる場合は、相場よりもう少しだけ高額になる場合もあります。

浴槽の修理および塗装

FRPや大理石の浴槽の修理にかかる費用は9~17万円が相場です。ひび割れ、カビやサビを発見した場合は塗装をして修理を行います。

また、ステンレスやホーロー素材の場合は塗装だけではなく、へこみを直したり磨いたりして修理をするためもう少しだけ費用が上乗せされます。また、ステンレスの塗装は業者でも難しい作業であり、ステンレスの修理を受け付けていない業者もあります。

したがって、業者に依頼してステンレスやホーロー素材の修理を行う場合は、事前に確認が必要です。

浴槽の交換

浴槽本体を交換する場合は前述した通り50万円以下でも可能です。しかし、4~20万円ほどの施工費用も別途必要になるので、かなり資金を確保しておかなければなりません。

しかし、あくまでも良い浴槽を購入した場合に限るので、低価格で導入できるステンレスの浴槽の場合などはもっと費用が安くなります。ちなみに、浴槽の寿命は20年から30年と長いものの、前述した通り築年数と同じだからと言って油断はできません。

ドアの修理・交換

ドアの修理にかかる費用は1万5,000~3万円程度必要です。

ドアを交換する場合は4~10万円程度が相場となります。パネルが割れてしまったり、うまく開閉しなかったり、汚れが落ちない場合は修理や交換の検討が必要ですが、ドアの寿命は10年から15年となっているため、15年以上交換していない場合は交換がおすすめです。

というのも、ドアの場合は生産が終了していて部品がない可能性も十分考えられます。したがって、業者から交換をおすすめされるケースもあるので、ドアは交換しましょう。

ドアのタイプによっても費用が変わる上、スペースの関係で導入できるドアとできないドアがある点に注意してください。

壁・床・天井の交換

壁だけ交換する場合は8~30万円、床だけ交換する場合は4~15万円、天井だけの場合は4~10万円が相場です。

また、壁・床・天井の中から2つまとめて交換する場合は12~26万円、すべて交換する場合は13~30万円が平均となっています。壁・床・天井はまとめて交換すると割引してくれる業者が多いため、交換の際はまとめて交換するのがおすすめです。

ちなみに、手入れがしやすいパネルやシートに交換するのが主流になっています。また、タイルを張り替えたり、塗装したりする修理方法も人気です。

換気扇の修理・交換

換気扇の修理費用は7,000~2万円です。

交換する場合では3~15万円程度確保しておきましょう。しかし、機能性に優れた換気扇や新しい換気扇設置に伴った工事をする場合は、相場の倍以上の金額が発生するケースもあります。

換気扇も前述した通り、10年から15年程度が寿命であるため、一度も修理や交換をしていない人は全部取り替えてしまうのがおすすめです。

電源を入れたのに動かなかったり、換気されなかったり、異音が聞こえたりした場合は、交換の検討時期です。

給湯器の修理・交換

給湯器の修理は7,000~5万円で修理できます。交換する場合は10万~40万円程度を見積もっておきましょう。繰り返しになりますが、給湯器は長くても15年程度しか持たないので、修理や交換の際は使用年数も視野に入れるのがおすすめです。

お湯が出なかったり、異音がしたり、水温が安定しない場合などは修理や交換の時期かもしれません。また、交換の場合にかかる費用のムラは、給湯器の種類によるものです。

最新の給湯器や機能が充実した給湯器はどうしても根が張ってしまいます。

暖房乾燥機の修理・交換

暖房乾燥機の修理は1万5,000~5万円程度見積もっておきましょう。交換の際は10~40万円が相場です。

異音が聞こえたり、暖房や乾燥の機能が低下したりしている場合は交換の時期かもしれません。先にもお話しましたが、暖房乾燥機の寿命も持って15年程度であるため、10年を目処に修理や交換の検討をおすすめします。

10年以上手入れや修理をしていない場合は交換がおすすめ

お風呂の備品修理の相場をまとめましたが、シャワーヘッドとシャワーホースの寿命は5年、浴槽は20年から30年である以外は、10年から15年が寿命です。

お風呂場の修理やリフォームをする場合は、使っている備品の使用年数や最後に手入れした時期なども思い出して一緒に修理をするのがおすすめです。

調子が悪いときがある備品や、長い間メンテナンスをしていない備品は、基本「10年」を目安に修理か交換をすると良いでしょう。

自分でお風呂の修理をするのはアリ?

お風呂の修理は業者に依頼するのがおすすめです。

シャワーヘッドの交換など、比較的簡単なものであれば自分でもできますが、他の備品の故障は資格を持っている人が行う領域であるため、危険が伴います。

自分で修理ができれば節約にもなりますし、業者を手配する手間や待つ時間がないので非常にスムーズですが、失敗した時のリスクが大きすぎます。

自分でお風呂の修理をする時のリスクがいくつもあるので、自分でお風呂の修理をするのは「ナシ」と言えるでしょう。

水漏れが悪化すると近隣住民にも迷惑がかかる

水漏れ修理に失敗した場合、水漏れが悪化してしまいます。戸建ての場合であればまだ被害が自分の家だけで済みますが、マンションやアパートの場合は近隣住民にまで迷惑がかかる恐れがあり非常に危険です。

階下に住む人の天井や壁が濡れてしまうと、天井や壁を弁償しなくてはなりません。また、階下に住む人の家具や家電が水によって使えなくなってしまった場合も弁償する必要があります。

蛇口が上手く取り付けられない場合もある

たとえば蛇口を取り外し、蛇口の修理が終わった後、蛇口を元に戻そうとしても取り付けられない場合があります。強引にやってしまうと蛇口が歪んだり、破損したりする可能性もあるでしょう。

また、必要な部品を落としてしまったり、失くしてしまったりすると、取り付けができなってしまいます。部品の紛失した上、結果的に業者に依頼した場合、部品を取り寄せてから工事を行う必要があるので、もともと安かった修理費が高額になってしまうケースもあります。

修理できておらず二次トラブルを招くリスクも

自分では修理できたと思っていても、実は修理ができておらず、二次トラブルを招くリスクもあります。

修理の際にどこか傷つけてしまったり、他の場所で水漏れを起こす要因を作ったりする可能性も十分あるので、専門の業者に依頼して修理するのがおすすめです。

リフォームを検討した方がいい場合

10年から20年経過している場合、リフォームも検討したほうが良いでしょう。

放置していると修繕費用が高くなってしまいますし、腐食した木材を使用し続けるのは家にとっても良いとは言えません。

また、20年以上前の設備である場合、光熱費が現在よりも高い可能性もあるので、光熱費を抑える意味でもリフォームを検討しましょう。その他、具体的にリフォームのタイミングを見極めるポイントがあります。

コーキング材や壁にひびが入っている

コーキング材や壁のひびを修理したのに、再度別の箇所でひびを発見した場合、修理ではなくリフォームがおすすめです。

全体的に備品が脆くなってきている可能性があるため、日常的に使用するだけでも危険があります。木材へのカビの侵食やシロアリの発生を防ぐ意味でもリフォームを検討しましょう。

衛生面を考えたリフォーム

掃除するのが大変になってきた場合は、リフォームをしたほうが良いかもしれません。

タイルの壁や床を使っている場合、湿気がたまりやすいのでカビが生えるリスクがあります。しかし、手入れがラクになるユニットバスを採用すれば、掃除も簡単になりますし、冬場でも冷たくない快適な空間を作れます。

手が届かない汚れや目に見えない汚れの心配もなく、家族で安心してお風呂を使えるので、衛生面を考えたリフォームもおすすめです。

ライフスタイルの変化に合わせてリフォーム

20年も月日が経てば、ライフスタイルにも変化がでてきます。親の介護や老後に備えたバリアフリー化などに合わせてリフォームするのもおすすめです。

そして、高齢になるとヒートショックのリスクがあるため、浴室内の断熱性を高める必要もあるでしょう。手すりを設置する、脱衣所と浴室の段差をなくす、滑りにくい加工がされた床材を使うなど、安全性を考えたリフォームを検討する時期に突入しているかもしれません。

依頼する業者を選ぶコツ

業者に依頼して修理する場合、どこの業者を選べば良いのか分からなくて困ってしまう人もいるでしょう。

最後に業者を選ぶコツを知って、自分に適した業者を見つけてみてください。

得意分野を見極めて選ぼう

業者によって得意としている工事が異なるため、得意分野を見極めて業者を選ぶのが一つの方法です。

ステンレスの浴槽の修理に対応している業者もいれば、対応していない業者もいる、とお話したのが一つの例です。排水管のつまりを解消するのが得意な業者もいれば、蛇口や水栓の交換を得意として言える業者もいます。

業者の得意分野と自分の希望が一致していれば、候補としてキープしておくのがおすすめです。

実績のある業者を選ぼう

施工実績が豊富な業者も選ぶ上で肝となります。単純に技術、知識、経験が優れている業者は、希望を実現するために親身になって相談に乗ってくれるケースが多いためです。

ホームページに「顧客満足度No.1」「昨年度の成約数」「利用者数」など、さまざまな実績が記載されているので、ホームページをチェックしたら実績もチェックしてみましょう。

また、プロの考えや意見を分かりやすく伝えてくれる業者であればより信頼できます。したがって、業者の実績は必ず注目しましょう。

見積もりを取ろう

候補としていくつか業者を絞ったら、見積もりを取って比較をしましょう。

何にでも該当しますが、業者に相談する場合は「複数の業者から見積もりを取って比較する」のは損をしないために必須です。修理の費用の相場を把握する意味もあれば、法外な修理費を請求されていないかチェックする意味もあります。

また、見積もりを取る場合は「出張料・見積もり料が無料」の業者に依頼しましょう。出張料と見積もり料が有料にして、修理費用を安くしている業者もあるためです。

トータルコストで考えると出張料と見積もり料がかかる業者は割高である可能性があるので、依頼しないようにしましょう。さらに、出張料と見積もり料を「正式に依頼する場合に限り無料」としている業者もあるため、ホームページでしっかりと確認しなければなりません。

複数の業者から取った見積もりを比較して、信頼できる業者に依頼しましょう。

アフターケア制度を確認する

アフターケア制度は、修理後に同じ箇所で不具合が起きた時に対応してくれる制度です。アフターケア制度を設けている業者と、設けていない業者があるので、依頼する際は「アフターケア制度がある」業者にしましょう。

万が一修理ができていなかったり、不具合が起きたりした場合にもう一度料金を支払って修理するのは変な業者です。依頼する前に、アフターケア制度の有無を確認しておきましょう。

まとめ

お風呂は設備が多く、すべて同じ寿命ではないためメンテナンスや管理が大変です。しかし、不具合が起こるのも大体同じ時期である可能性が高いため、点検やメンテナンスをする際は色々な箇所を見てもらうのが良いでしょう。

また、お風呂は自分で修理したりDIYを行ったりするのに向いていない場所なので、不具合が起きた場合は必ず業者に依頼して修理してもらってください。使用年数が寿命を大きく越えている場合や、修理をしても直らない場合はリフォームをするのも選択肢の一つです。

設備の劣化だけではなく、ライフスタイルも変化していてもまったく不思議ではないので、場合によってはリフォームも視野に入れて検討しましょう。業者に依頼する際は、上記の業者を選ぶコツを思い出しながら、スムーズに業者を手配してくださいね。

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