大掃除の季節がやってきましたね。
水まわりはこまめに掃除していても、普段よりも力を入れて掃除に取り組む大掃除では、油汚れや水垢汚れに苦戦しますよね。
きれいにしたと思って触ってみたらべたつきを感じて、もう一度掃除することもあるでしょう。
必死に掃除を終えて水まわりがきれいになると、とても満足した気持ちが生まれます。
しかし水まわりは日常的に使用する設備です。
そのため、大掃除の直後はピカピカと輝くほどきれいに見えても、すぐに汚れていってしまい、複雑な気持ちになることもあるでしょう。
水まわりの本格的な掃除をした後は、コーティングを使用することで、きれいを持続させられます。
今回は水まわりのきれいを持続させるための、コーティングについてご紹介します。
目次
水まわりをコーティングするメリット
水まわりのコーティングとは、水まわりに使用されている設備を、皮膜で覆い凹凸をなくす加工のことです。
凹凸がなくなり滑らかになることで、汚れやカビが付着しにくくなり、拭き掃除で簡単に汚れを落とせるでしょう。
水まわりをコーティングすることで、汚れの付着やカビの発生を抑えられますが、完全に防ぐことはできません。
そのため、定期的に掃除する必要があります。
しかし前述の通り、拭き掃除で簡単に汚れを落とせるようになり、掃除に必要な時間が大幅に短縮されます。
また掃除自体の頻度も落とせるため、毎日の掃除が必要や、毎週の掃除が必要といった決まったペースでの掃除は不要です。
汚れに気が付いたときに掃除するだけで、きれいが持続します。
また掃除のために洗剤を使用する頻度も減るため、水まわりに用いられている素材を長持ちさせる効果もあります。
水まわりのコーティングは3種類!
水まわりで使用できるコーティングは3種類あり、それぞれに特徴があります。
フッ素コーティング
フッ素コーティングは、撥水性と防汚性に優れたコーティングです。
汚れに強く、防汚コーティングと呼ばれることもあります。
フッ素コーティングには水垢汚れが付着することも防ぐ働きがあり、コーティングの効果期間は1年〜2年程度だと言われています。
フッ素コーティングの原料はフッ素樹脂です。
他の2つのコーティングと比較して、安価で販売されています。
フッ素コーティングには防錆効果がありません。
防錆効果を求めるときは、他のコーティングを選ぶようにしましょう。
シリコンコーティング
シリコンコーティングは、撥水性や防汚性に加え、防カビ性も持ち合わせたコーティングです。
コーティングの効果時間は3年〜5年程度と言われており、フッ素コーティングよりも効果時間が長いコーティングです。
シリコンコーティングの材料は防カビ剤を配合したシリコンで、人間の肉眼で確認できるほどの厚みがある皮膜で覆います。
フッ素コーティングと比較して、撥水性や防汚性にも優れているでしょう。
そのため、フッ素コーティングよりも販売価格が高い傾向にあります。
ガラスコーティング
3種類の中で最も高い効果性能を持ったコーティングが、ガラスコーティングです。
撥水性や防汚性、防カビ性に加え、防傷、抗菌といった効果も持ち合わせています。
ガラスコーティングの効果時間も、シリコンコーティングと同様に3年〜5年程度と言われています。
しかしガラスコーティングにはガラスの成分が配合されており、3種類のコーティングの中で、非常に高い強度を誇るのです。
ガラスコーティングは3種類のコーティングの中で費用が最も高い傾向があり、自分で施工できないという特徴も持ち合わせています。
ガラスコーティングを希望する場合には、施工できる業者を探す必要があります。
コーティングの注意点
コーティングには注意点があります。
コーティングする前に注意点も確認し、作業するようにしてください。
コーティングの前は必ず掃除する
コーティングするときは、コーティングしたい場所をコーティング前に必ず掃除してください。
汚れたままではコーティングでしっかりと覆えない可能性があります。
コーティング前の掃除には、研磨剤が入ったクレンザーなどの洗剤は使用できないことがあります。
コーティングの取扱説明書や注意書きに目を通し、使用可能な洗剤について確認しましょう。
コーティングの塗布は取扱説明書に従う
コーティングの塗布は、取扱説明書の手順に従って作業しましょう。
取扱説明書では、塗布する際のコツや注意点についても記載があります。
取扱説明書に記載がない行動や、禁止事項として記載されている行動を取ってしまうと、コーティングできない可能性があります。
また乾燥させる時間が記載の時間よりも短くなった場合、コーティングが洗い流される恐れがあります。
乾燥の時間は製品によって異なります。
何度かコーティングをした経験がある方も、乾燥の時間が異なるケースがあるため、取扱説明書の記載に従いましょう。
コーティングは定期的にする必要がある
コーティングには効果時間が存在します。
効果時間を過ぎたコーキングは、撥水性や防汚性など、コーティングが持つ効果性能を発揮できなくなるでしょう。
効果時間が過ぎる前にコーティングをし直すことで、水まわりのきれいさが持続し続けます。
コーティング後の汚れは放置しない
コーティング後に汚れの付着やカビの発生を発見したときは、速やかに掃除するようにしてください。
コーティングしているからと放置していると、汚れやカビがこびりつき、軽い掃除では落とせなくなります。
またコーティングの後は、メラミンスポンジや研磨剤が含まれた洗剤は使用できません。
研磨性を持つ物を使用すると、コーティングが剥がれ落ちてしまうのです。
そのため、汚れやカビがこびりついて落ちなくなると、コーティングを剥がすように掃除するしかなくなるのです。
コーティングできれいな水まわり!
水まわりの掃除をした後にコーティングすることで、水まわりのきれいは持続します。
また水まわりの掃除の頻度を落とせ、日常的な掃除への負担も大きく削減できるでしょう。
コーティングするためには手間が発生しますが、コーティングは業者に依頼もできます。
水まわりをコーティングして、大掃除できれいにした水まわりのきれいさを維持してみませんか。