冬休みや夏休みといった長期休暇は、お子様が時間を持て余してしまい、どうやって遊べば楽しんでくれるか考えてしまいますよね。
また自由研究や工作といった宿題が出て、何をテーマにしようかと頭を悩ませている親御さんもいると思います。
冬休みや夏休みには、水道水を使った遊びをしてみませんか?
水道水を使った遊びは、材料の準備が少なく済むのに、楽しいものが多くあります。
今回は、水道水を使った水遊びについてご紹介します。
水遊び①表面張力
容器いっぱいに水を入れると、表面張力の働きが見られるでしょう。
表面張力とは、液体と気体の境目で、液体の分子同士が引っ張り合い、液体の表面を小さくしようとする働きのことです。
【準備する物】
- グラスなどの容器
- ビー玉やコイン
- 水道水
【遊び方】
1.容器いっぱいに水を入れる。
2.ビー玉やコインを一つずつ静かに容器の中に入れる。
3.水面のふくらみを観察する。
容器に入れる水道水は溢れない程度に、いっぱいまで入れましょう。
ビー玉やコインを入れても水は容器から溢れずに、水面が膨らんでいくという不思議な光景を見られます。
表面張力は無限ではありません。
何個までビー玉やコインを入れられるかを観察するのも、良いかもしれません。
水遊び②水でお絵描き
水道水とカラーマーブリング用の水を使って、オリジナルのハガキなどが作れます。
【準備する物】
- カラーマーブリング用の絵の具
- ハガキや画用紙などの絵を描きたい紙
- つまようじ
- ハガキなどを水に浸せる程度の深さと広さのある容器
- 界面活性剤が含有された食器用洗剤
- ティッシュペーパー
- 筆
- 絵の具を入れるための容器
- 水道水
【遊び方】
1.深さと広さのある容器の3分の1程度まで水を入れる。
2.絵の具を1色ずつ、絵の具を入れるための容器に入れる。
3.水面の動きが止まったら、筆に絵の具を含ませ、筆先だけ水面に触れる。
4.つまようじの先に水で薄めた洗剤をつける。
5.水面に広がった絵の具の真ん中を、つまようじで軽く触れる。
6.絵の具の輪が広がったら、つまようじで混ぜて模様を作る。
7.好きな模様を作れたら、ハガキなどを水面に軽く押し当てる。
8.ハガキなどを取り出し、新聞紙などの捨てても良い物の上に置く。
9.ティッシュで水分や絵の具を吸い取るように、ハガキをぽんぽんと叩く。
10.乾かして完成。
2色以上の絵の具を使って模様を作るときは、5の手順の後に、別の色の絵の具を筆に含ませ、筆先を水面につけましょう。
その後、4の手順と5の手順を繰り返してください。
6の手順は、全ての色を水面につけてから行いましょう。
洗剤は、洗剤1に対して、水10くらいの割合で薄めてください。
きれいに絵の具の輪が広がらないときは、洗剤が多いかもしれません。
洗剤と水の配分を見直しましょう。
オリジナルのハガキを使って手紙を書くこともできます。
お友だちや学校の先生に渡すのも良いですが、おじいちゃんやおばあちゃんに渡しても喜ばれるでしょう。
水遊び③カラフルな氷
絵の具や小物、セロファンなどを使って、カラフルな氷を作れます。
氷には絵の具で色をつけるため、飲用はしないように注意してください。
【準備する物】
- 絵の具
- 小物やカラーセロファン
- 卵のパック
- 細い筆
- ハサミ
- 水道水
【遊び方】
1.カラーセロファンを好きな形に切ったり、好きな小物を選んだりする。
2.卵パックの8分目位まで水を入れる。
3.筆の先に絵の具を少しだけ取り、卵パックに入れた水に溶かす。
4.カラーセロファンや小物を色水の中に入れる。
5.冷凍庫へ入れてしっかりと凍らせる。
6.卵パックから外して完成。
大きめの氷を作りたいときは、カットした牛乳パックを使うと良いでしょう。
またかわいい形で作りたいときは、かわいい形をした製氷皿を使っても良いかもしれません。
製氷皿を使う場合、使い終わった後にしっかりと洗ってください。
絵の具の成分が残った製氷皿で飲用用の氷を作ることは、健康の面で控えた方が良いでしょう。
カラフルな氷は日の光に透かすとキラキラして、とてもきれいな姿を見られます。
卵パックから外した後は、日の光に透かしてみてください。
なお、氷が解けると絵の具の跡が溶けた場所に残ります。
捨てても良い紙や、色移りしても問題がない容器の上に置くようにしましょう。
溶けた後の、絵の具の跡を見ることも楽しいのでおすすめです。
カラフルな氷はお子様が口に入れてしまうことも考えられるため、注意してください。
水遊び④石けんでのお絵描き
石けんを使うと、いつもとは一味違うお絵描きができます。
【準備する物】
- 石けん
- 折り紙
- 折り紙が入るサイズの容器
- 水道水
【遊び方】
1.折り紙に石けんで好きな絵を描く。
2.容器に水を入れ、折り紙を浸す。
3.絵が浮かんでくるのを待つ。
4.折り紙を取り出して乾かす。
石けんで描いた絵は、水につけるまで出てきません。
お子様がどのような絵を描いたかは、完成してからのお楽しみです。
石けんで絵を描くときは、石けんをしっかりと握り、折り紙に石けんの成分をつけるように、少し力を入れて描いてください。
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