トイレの水位を自分で直す方法を解説!よく起こる原因も紹介|みんなの町の水道職人

トイレの水位を自分で直す方法を解説!よく起こる原因も紹介

「トイレの水位がいつもより低い」や「トイレから害虫が出てくる」、「変な臭いがする」といったことが起こっていませんか?

トイレの溜まっている水のことを封水と言い、排水管からの臭いや害虫を封じ込める役割があります。封水が少なくなっていると感じている方は早めの対応が必要なので、この記事を参考にしてください。

トイレの水位が低い原因

水位が低くなっている基準として、排水管につながる穴の部分が覆いきれているか確認しましょう。

異物が詰まっている

詰まった物やその位置によっては水の流れが悪くなり、水位が低くなることもあります。水位の変化を感じたら、詰まっていると考えて良いでしょう。

異物が詰まりかけて水位が変化した時に、そのまま放置してしまうと完全に詰まってしまうので、早めに対処する必要があります。

便器が壊れている

便器の破損によって封水の水漏れが起こり、トイレの水位が低くなってしまうこともあります。

2階以上のマンションに住んでいる場合、早急に対応しなければ下の階にも水漏れが発生してしまい、住居への被害が大きくなる恐れもあります。便器の破損は素人に修理できるものではなく、交換対応になるのでいち早く業者へ依頼しましょう。

封水が減っている

排水管につながる穴を覆う封水はタンクの水から流入されています。封水が減っている場合はトイレタンクの故障も原因として挙げられます。

タンク内の補助水管が壊れていると封水を増やすことはできません。封水が減っており、一度タンク内を確認して不備があると感じれば、業者に依頼しましょう。

蒸発して減っている

1~2ヶ月ほど長期間トイレを使用しないと、トイレの水は蒸発してしまい水位が減ってしまいます。

この状態は故障ではないのでレバーを引き、水を流すことで正常な状態に戻ることが多いです。長期間不在の場合はあらかじめ対策しておくことで水位の減りを予防できます。

・トイレの蓋をしめて蒸発を防ぐ
・コップ1杯ほどの水を足して水位を高くしておく
・特殊蒸発防止剤を使用する

上記の対策で蒸発による水位変化は改善するので、長期間の旅行や帰省の際は試してみてください。

トイレの水位が低くなった時の対処法

トイレの水位が低くなった時は原因を探しましょう。原因によって対処方法が異なり、間違った対策方法を取ることで逆にトイレの故障に繋がる可能性があるので要注意です。

ラバーカップを使う

聞き馴染みの良い言葉で言い換えると「スッポン」です。トイレが詰まった際に使用する道具として1番最初に思いつきやすい物です。

使用方法は排水口を覆うように密着させて押し込み、限界まで押し込んだら思い切り引っ張ります。これを数回繰り返して詰まりが取れ、気圧が抜けてボコボコと音がすると解決になります。

ラバーカップの注意点は押し引きする際に水が飛び散ってしまうことです。最初から封水の量を減らしておくと良いでしょう。ラバーカップはホームセンターにあり、洋式や和式など自宅に合うものを選択してください。

水を流す

長期不在による蒸発の可能性もあるため水位が低いと感じた際は、一度水を流してみると良いでしょう。原因が蒸発であれば水を流すだけで改善します。

他にもトイレットペーパーが流れ切らずにそのまま吸水したり、水の流れ道を塞いだりしている可能性もあるので、一度流して様子を見るのも1つの手段です。

一度流して改善が見込めないようであれば、水漏れや違う理由が考えられるので、無理に何度も流さないようにして違う手段をとりましょう。

お湯を流す

大量のトイレットペーパーや便が詰まって水の流れが悪くなった場合、お湯を流してふやかすと詰まりの解消になり水位が戻る可能性が高いです。

お湯を流す際の注意点として、お湯の熱さが挙げられます。便器は陶器なので熱湯に耐えられる構造で作られていません。

熱すぎるお湯を流すと便器のひび割れに繋がり、便器交換など深刻な問題になってしまう可能性があるため注意しましょう。沸騰したお湯ではなく、温度が40~50度程度のお湯を使用することをおすすめします。

改善しない場合は業者に依頼する

トイレに物を落としてしまった場合は異物を確認後、ゴム手袋を装着して素手で取ると1番確実です。

ただし、無理して手を突っ込むと異物が更に奥に行ってしまい、状況が悪くなることもあるのでその場合はすぐに業者へ相談しましょう。

便器や排水管内部の異常の可能性もあり、タンク内も複雑な構造でできているため一般の方が操作すると故障する可能性が高まります。プロの業者に頼むと確実性があるので、まずは相談してみましょう。

マンションの場合は契約書を確認する

マンションに住んでいる方は契約書を確認しましょう。オーナーの取り決めたルールがあります。マンションの管理組合から安く修理してくれる、専門の業者を紹介してもらえることもあります。

賃貸契約書の確認後、すぐに大家や管理会社に連絡して状況を説明して対応を聞いてみましょう。夜間の場合は応急処置を行い、被害を最小にする努力を忘れないようにしてください。

基本的に賃貸だと修繕費は大家や管理会社などが負担してくれますが、自分で修理を試みて部品を破損してしまうと修繕費用が発生してしまうこともあるので無理はしないようにしましょう。

トイレの水位を保つための対策

トイレの水位を保つためには、普段の使い方から見直し、大切に使用する必要があります。また、点検や掃除を普段からしっかりと行うことも、トイレの長期使用の実現や、異変の早期発見に繋がります。

大量の物を一気に流さない

1回のトイレを流す量にも限界があります。トイレットペーパーを大量に流したり小物を流したりすると封水を吸水してしまい、水位の減少や水の流れを狭めて詰まりの原因になります。特にトイレットペーパーは5メートル以上を一気に流すと詰まる可能性が高まります。

・流す前に一度内容物の確認をする
・異物がある場合は流す前に素手で取り除く

これらを徹底することでトイレの詰まり解消に繋がります。

掃除をする

水を底の方へと戻すイメージで掃除をして清潔を保ちましょう。掃除をすることで快適に過ごせるだけでなく、トイレの異常に気づくことができ、破損防止にもなります。

・便やトイレットペーパーが溜まらないため詰まり防止になる
・異物が混入することにより生じる排水管の破損を防ぐ

掃除は異物を取り除くだけでなく、こまめにすることで便器の破損など小さな変化に気づけるようになり、深刻な状況を防げるのでおすすめの予防策です。

トイレタンクを確認する

封水の水位保持のためにあるタンクに、水があるか確認するのも効果的です。タンクの水が減っていると封水に水の流入は安定しないため、こまめに見ておきましょう。

トイレタンクの蓋は重い設計のため、丁寧に扱わないと破損してしまう可能性があります。
トイレタンクを確認する際は、蓋の扱いに十分注意しましょう。

そして部品も細かいため、できるだけ確認のみで触るのは避けておく方が良いです。部品の故障や違和感があったら業者へ依頼し、確認してもらいましょう。

まとめ

トイレの水位が通常と比較して低い場合も、しばらくはトイレを使用できることが多いですが、そのまま放置すると悪臭、水漏れ、故障に繋がります。

水位が低い状態はトイレトラブルのサインの1つです。理由を特定し、早めの対応や正しい取り扱い方を知っておくことが大切です。

トイレは私たちの生活になくてはならない物なので、掃除や点検も忘れずに行って長期間使用できるようメンテナンスしていきましょう。

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