水道管が破裂したときの対処法とは?修理にかかる時間や注意点などとあわせて解説|みんなの町の水道職人

水道管が破裂したときの対処法とは?修理にかかる時間や注意点などとあわせて解説

水道管が破裂するケースは決して珍しくありません。

水道管はさまざまな理由によって破裂する恐れがあります。

しかし、水道管が破裂すると、どう対応したら良いのかわからないという方も多いでしょう。

そこで今回は、水道管が破裂した場合の応急処置や相談先、利用できる制度などをご紹介します。

「水道管が破裂しているかもしれない」「水道管が破裂したときにやるべきことがわからない」など水道管の破裂でお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

水道管が破裂したらどうなる?

水道管が破裂する箇所は、目に見える箇所だけではありません。

壁の中や地中に埋まった水道管が破裂していることも考えられます。

目に見えない場合はどうやって水道管の破裂を判断すればいいのか迷ってしまうかもしれませんが、以下の4つの症状のうちどれか1つでも当てはまったら、水道管の破裂を疑いましょう。

  • 破裂箇所が水浸しになる
  • 地面がいつ見ても濡れている
  • 水濡れのような音がする
  • 水道料金が高騰する

破裂箇所が水浸しになる

水道管が破裂している場合、水道管が破裂している箇所が水浸しになっていることがあります。

たとえば、トイレやキッチン、浴室を誰も使っていない、使ってから長時間立っているにも関わらず、水浸しになっている場合は、水道管の破裂を疑いましょう。

また、破裂箇所によっては壁にシミやカビができたり、壁紙やクロスが剥がれたり、天井から水漏れが発生したりすることがあります。

地面がいつ見ても濡れている

屋外で水道管が破裂した場合、晴れているにも関わらず、いつ見ても地面が濡れていたり、水たまりができたりしています。

時間が経つと、破裂箇所から噴き出た水が周囲の土を削り、地中に大きな穴があくこともあります。 

また、ひどい場合だと地面が陥没する可能性もあるでしょう。

水漏れのような音がする

誰も水を使っていないにも関わらず、シューといった水漏れのような音がする場合、目に見えない箇所にある水道管が破裂している可能性が考えられます。

水漏れの音が聞こえる場合は、大きく亀裂が入っている可能性が高く、すみやかな点検が必要です。

水道料金が高騰する

普段通りに水を使用していたにも関わらず、突然水道料金が高騰していた場合は水道管の破裂を疑いましょう。

前月以前と比較してあまりにも水の使用量が増えている場合は、水道局から漏水の疑いがあるというお知らせが届くことがあります。

水道管が破裂したときにやるべきこと

水道管の破裂が疑われる場合には、まず水道管が本当に破裂しているかどうかを確認しましょう。

水道管の破裂が明らかになった場合は、修理業者に依頼する前に、ひどくならないように応急処置を施すことが重要です。

水道管が破裂した際の応急処置方法は、以下の2通りです。

  • 水道の元栓を閉める
  • 破裂箇所の補修

水道管が破裂しているかどうか確認する方法とそれぞれの応急処置のメリットとデメリットを解説します。

水道管が破裂しているかどうか確認する方法

水道管が破裂しているかどうか確認する場合、まず自宅内のすべての蛇口を閉め、洗濯機や食洗機など水を使用する機器も全て止めましょう。

家庭内のすべての水の使用を中断したら、水道メーターを確認します。

水道メーターがどこに設置されているのかわからない場合は、下記の場所に設置されている場合がほとんどです。

  • 戸建ての場合:家の入り口や駐車場などの道路に面した屋外
  • アパート:外廊下などの共有スペースや駐車場
  • マンションや団地:玄関横の扉の中

また、アパートの場合は、他の住人の部屋のメーターもあるため自分の部屋番号が記載されているメーターを見るようにしましょう。

水道メーターを見つけたら、パイロットが回っていないか確認します。

通常パイロットは、水を流しているときに時計回りに回るものですが、水道管が破裂している場合は水を使用していなくともパイロットが回ります。

激しい水漏れが発生しているほど回転数が多く、少量の水漏れが発生している場合はゆっくり回るのでよく観察しましょう。

水道の元栓を閉める

水道管が破裂した際の応急処置として、水道の元栓を閉める方法があります。

水道の元栓を閉めることで、破裂箇所から溢れ出る水を止めることができます。

元栓の位置は住宅の種類によって異なるため、わからない場合は以下を参考にしてください。

  • 戸建ての場合:敷地内の道路に面した場所
  • 集合住宅の場合:廊下の玄関わきのメーターボックス内

元栓は工具がなくても手で簡単に閉めることができるため、手軽にできるのがメリットですが、水道の元栓を閉めると、トイレやお風呂など家中のすべての水の動きが止まってしまうというデメリットもあります。

水道の元栓を閉めるのは、長時間断水しても構わない場合だけにしましょう。

破裂箇所の補修

破裂箇所を補修するのも水道管が破裂した場合の応急処置の1つです。

家の中の水をすべて止めるのは不便だと感じる方は、水道管を閉めるのではなく、破裂箇所の補修を行いましょう。

破裂箇所を補修するには、ホームセンターなどで販売されている水漏れ専用の補修テープがおすすめですが、すぐに調達できない場合には使い古した不要なタオルや衣類でも代用可能です。

タオルや衣類で代用する際は、頑丈なテープなどでキツく巻きつけて固定します。

小さな亀裂であれば、補修テープで水漏れを止められますが、あくまで応急処置であるため、応急処置が終わったらすみやかに修理業者に相談しましょう。

水道管の破裂を直すのにかかる時間

水道管が破裂したら、修理が必要な場所によって直すのにかかる時間は異なります。

修理にかかる時間を、以下の3パターンに分けて解説いたします。

  • 露出配管を直すのにかかる時間
  • 床下や壁内を直すのにかかる時間
  • 埋設配管を直すのにかかる時間

露出配管を直すのにかかる時間

露出配管とは、目で見える部分の水道管です。

目視できるため、水道管破裂の中でも比較的早く直すことができますが、素材により修理時間は異なります。

修理時間の目安は、以下のとおりです。

塩ビ管の破裂60分
エルボやチーズの抜け60分
金属製の配管の破裂状況により異なる

金属製の配管が破裂している場合、一部のみ交換で済むのか、引き直ししなければならないのかによって修理時間が大きく異なります。

配管自体が劣化して脆くなっている場合は、一部のみ交換しても他の箇所から水漏れする恐れがあるためです。

引き直しが必要な場合は、2〜3日間ほどかかるでしょう。

床下や壁内などを直すのにかかる時間

床下や壁内、天井にある水道管の破裂の場合は、作業員が入り込んで作業するスペースがあるかどうかによって修理時間が大きく異なります。

床下にある水道管破裂の場合は、作業スペースがなければ、床下に点検口を作って作業します。

作業スペースがある場合はスムーズに作業できるため、比較的早く修繕可能です。

壁や天井にある水道管が破裂した場合、作業スペースがなければ、穴を開けて作業スペースを作って作業しますが、修理後に穴を埋める作業も必要になります。

そのため、比較的長い修理時間が必要です。

埋設配管を直すのにかかる時間

埋設配管とは、地中に埋められた目に見えない水道管です。

埋設配管の修理は破裂している箇所を特定するために土を掘り起こす作業が必要であるため、時間がかかります。

住居の敷地内の広さによっては、人力で土を掘り起こすこともあります。

水道管の素材によっても異なりますが、修理時間の目安は1日〜5日程度です。

水道管が破裂したときの相談先

水道管が破裂した場合、自分で修理を行うことはできないため、専門家に相談する必要があります。

戸建て、マンション、賃貸でそれぞれ相談先はどう変わるのか解説いたします。

  • 戸建ての場合
  • マンションの場合
  • 賃貸の場合

戸建ての場合

戸建ての水道管が破裂した場合、相談先として以下の3つが挙げられます。

  • 自宅を建てるときに利用した水道業者や工務店
  • お住まいの地域の水道局
  • 水道局指定工事店

お住まいの地域の水道局に相談した場合は、修理業者を紹介してくれます。

深夜や早朝、年末年始などの長期休暇に水道管が破裂した場合は、365日24時間対応している修理業者に依頼すると、即日対応してもらえるでしょう。

マンションの場合

マンションの水道管が破裂した場合、相談先として以下の4つが挙げられます。

  • 管理人または管理会社
  • マンションの水道工事を行なった業者
  • お住まいの地域の水道局
  • 水道局指定工事店

マンションに住んでいる場合は、賃貸であるか分譲であるかに関わらず、まずは管理人や管理会社に連絡しましょう。

相談せずに勝手に修理してしまうと、トラブルに発展する恐れがあるため注意してください。

管理人または管理会社から自分で修理の手配をするように指示された場合には、お住まいの地域の水道局に相談すると、修理業者を紹介してくれます。

賃貸の場合

賃貸の水道管が破裂した場合、相談先として以下の3つが挙げられます。

  • 管理会社
  • 大家さん
  • 水道局指定工事店

賃貸の場合は、まず管理会社または大家さんに連絡しましょう。

マンションと同様に相談なしに勝手に修理した場合、トラブルに発展する恐れがあります。

自分で修理業者を手配するように指示された場合には、水道局指定工事店を選ぶと良いでしょう。

水道管が破裂したときの注意事項

水道管が破裂したときには、以下の3つの注意点があります。

  • DIYをしてはいけない
  • 有資格の業者しか対応できない
  • 放置してはいけない

それぞれなぜ注意しなければならないのか解説します。

DIYをしてはいけない

近年DIYが流行っており、水道管もDIYで直そうと考える方もいるかもしれませんが、水道管の修理は自分で行うべきではありません。

なぜなら、水道管の工事は周辺の建物にも影響を与える恐れがあるためです。

水回りで比較的簡単にDIYできる作業は、以下の4つです。

  • 蛇口のパッキンの交換
  • 蛇口本体の交換
  • シャワーヘッドの交換
  • シャワーホースの交換

上記の作業は資格も必要ないため、自分でも比較的簡単に修理できるでしょう。

有資格の業者しか対応できない

破裂した水道管を修理するには、給水装置工事主任技術者、水道技術管理者などの資格が必要です。

ただし、資格を持っていれば誰でも修理してもいいわけではありません。

水道管の工事は周辺の建物にも影響を与える恐れがあるため、水道局により許可を得ている水道局指定業者しか作業できないのです。

水道局指定工事店以外の修理業者では、水道管の作業や工事が行えないため、注意しましょう。

放置してはいけない

水道管が破裂した場合、放置してはいけません。

これは応急処置をしている場合でも同じです。

水道管の破裂を放置した場合、破裂箇所から溢れ出た分の水道料金を支払う必要があるのはもちろんのこと、近所の迷惑になったり、建物の一部が腐敗してしまったりといったことも考えられます。

たとえば、賃貸に住んでおり、床下の水道管が破裂した場合には、下の階の天井から水漏れする恐れがあります。

また、壁や床が水漏れした場合には、腐敗し、壁や床など腐敗した箇所の修繕費用が発生してしまうかもしれません。

使える制度は?

水道管が破裂した場合、以下の2つの制度が使える可能性があります。

  • 水道料金の減免制度
  • 火災保険の補償
水道料金の減免制度

水道管が破裂した場合の心配事の1つとして、水道料金が挙げられます。

しかし、水道管が破裂した場合、原因によっては水道料金の減免制度を受けられることがあります。

減免制度を利用するには、申請する必要がありますが、修理業者が申請業務を行っていなければ、修理業者から受け取った申請書を下水道局へ提出しましょう。

審査に通過すれば、減免制度が利用できます。

ただし、水道局指定工事店による修理でないと申請できないことがあるため、修理を依頼するときは水道局指定工事店であるかどうかを必ず確かめましょう。

また、凍結や故意による水道管の破裂は減免対象とならないので注意してください。

地域によって減免される金額は異なるため、詳しい内容はお住まいの地域の下水道局へ問い合わせてみましょう。

火災保険の補償

水道管が破裂した場合、火災保険の「水道管凍結修理費用保険」「水漏れ補償」の補償が利用できます。

水道管凍結修理用保険とは、名前の通り水道管が凍結し、破裂した際に受けられる保険です。

補償内容については、契約内容をよく確認しておきましょう。

なお、古い火災保険に加入している場合、水道管凍結修理保険がない可能性もあります。

寒い地域に住んでいるのならば、今後のために契約内容を見直すのがおすすめです。

水漏れ補償とは、水道管が破裂して家財や建物に影響があった場合に利用できる補償です。

単純に水道管が破裂しただけでは適用されないため、注意してください。

水道管の破裂を予防する方法

水道管の破裂は、自分で予防することも可能です。

水道管の破裂を予防する方法としては、以下の4つが挙げられます。

  • 水抜きする
  • 保温する
  • 水を出しっぱなしにする
  • 止水栓と閉め方を確認しておく

水抜きする

水抜きは、凍結による水道管破裂の予防につながります。

水道管の止水栓を閉めてから、蛇口をひねって水道管の水をすべて出し切って、中身を空にしましょう。

ただし、水抜きをしている最中は、家庭内で水を使えないため注意してください。

保温する

水道管を保温することで、凍結による水道管破裂を防ぐことができます。

屋外に露出していたり、風の強い場所にあったりする水道管や水道メーター、蛇口、家の中でも日の当たりにくい場所にある蛇口や水道管は保温しましょう。

水道管を保温するには、保温剤やタオルなどで水道管から蛇口まで巻き付けます。

保温剤やタオルが濡れないように上からビニール袋を被せると良いでしょう。

ホームセンターで販売されている保温テープや凍結防止カバーを利用するのもおすすめです。

また、メーターボックスは発泡スチロールや使い古した布で巻き、水道管や蛇口と同様に水で濡れないように上からビニール袋を被せましょう。

保温剤は劣化するため、定期的に確認し、劣化していた場合は新しいものに交換してください。

水を出しっぱなしにする

氷点下の中でも流れている水は凍りにくいため、少量の水を出しっぱなしにすることで、凍結による水道管の破裂を防げます。

ただし、水を出しっぱなしにすることで、水道料金は通常よりも高くなってしまいます。

ただ水を出しっぱなしにするだけではもったいないため、湯船に水を溜めるために使用するなど、工夫すると水が無駄にならずに済むでしょう。

止水栓と閉め方を確認しておく

水道管が破裂したときのために、日頃から止水栓と閉め方を確認しておきましょう。

普段水道管に触り慣れていない方は、水道管が破裂してもうまく応急処置ができない可能性が高いでしょう

万が一水道管が破裂したときにスムーズに応急処置ができるように、止水栓の場所と閉め方を確認しておきましょう。

修理業者を選ぶポイント

水道管の破裂は自分で対処できないため修理業者に依頼する必要があります。

その際に修理業者を選ぶポイントとしては、以下の4つが挙げられます。

  • 水道局指定業者であるか
  • 見積もりは無料か
  • 対応地位か
  • 365日対応しているか

水道局指定業者であるか

修理業者を選ぶポイントの1つとして、水道局指定業者であるかどうかが挙げられます。

水道局指定工事店とは、適切に水道工事が行えると認められている業者です。

非水道局指定工事店は、水道管の工事を行えません。

また、水道料金の減免制度を申請する際にも、水道局指定業者による修理でなければ適用外になることがあります。

見積もりは無料か

見積もりを無料で行ってくれるかどうかは、修理業者を選ぶポイントとしてとても重要です。

一般的に見積もりは作業前に行うものですが、無料で見積もりを行ってくれるところもあれば、料金が発生するところもあります。

ただでさえ修理に費用がかかるため、少しでもm費用を抑えるために、見積もりは無料で行ってくれる修理業者を選ぶのがおすすめです。

対応地域か

自分の住んでいる地域に対応しているかを確認することは大切です。

せっかく修理業者を選んでも、対応地域でなければ意味がありません。

まず初めに対応地域であるかをチェックしましょう。

365日対応しているか

365日対応しているかどうかは、修理業者を選ぶうえで大事なポイントです。

水道管の破裂は年末年始やお盆などの長期休暇に起こる可能性もあります。

365日対応している修理業者であれば、長期休暇に関係なく修理してくれるでしょう。

まとめ

この記事では、水道管が破裂した場合の原因や応急処置、予防策などを解説しました。

水道管の破裂は建物の腐敗や近所の迷惑になる恐れがあるため、放置してはいけません。

また、水道管はDIYで直したり、水道局指定工事店以外の修理業者が修理することはできません。

手遅れになる前に水道局指定工事店に依頼しましょう。

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