こんにちは、水道職人の矢野です。
夏といえば花火ですよね。
実家への里帰りや友達同士の集まりで、花火をすることもあるのではないでしょうか。
花火の捨て方は皆さまがご存じの通り、バケツに張った水でしっかりと火の気を消してから捨てるという方法ですが、花火を消すために使った水の捨て方を知っていますか?
今回は、花火を捨てるために使った水の捨て方や、花火の捨て方、花火をする際のルールなどについてご紹介します。
目次
花火を消した後の水を排水口に捨てるとつまりの原因に
花火を消した後の水には、小さな燃えカスなどが沈殿します。
花火そのものは取り出してごみ袋などに入れると思いますが、沈殿した燃えカスはそのまま排水口に捨てているのではないでしょうか。
小さな燃えカスなどをそのまま排水口に流してしまうと、排水口がつまる原因です。
可能な限り取り除くことでつまりの対策ができるのです。
花火から出る燃えカスは水で溶ける性質をもたないため、排水口でつまると、みんなの町の水道職人などの水道修理業者に依頼する必要があります。
公園などの公共の場や集合住宅にある共用水道など、ご自宅と関係ない場所で水を捨てる場合でも、つまると困ってしまう人がいるため、燃えカスなどの沈殿物を取り除くようにしてください。
意外に知らない?花火を捨てるためのつけ置き時間
花火を捨てるとき、バケツに張った水に浸した瞬間に火が消えることで、もう安心だと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
花火の先端にある火の粉は水に浸した瞬間に消えますが、短時間水に浸しただけだと花火に使用されている火薬はまだ燃焼が可能な状態です。
また、火の気が目視で見えない部分に残ってしまっていることもあります。
そのため、再び火が着いてごみ袋の中で火災に発展することや、ごみ捨て場などで火災が起こるかもしれません。
花火を捨てるときは一晩ほど水に浸し、しっかりと水気を切ってから、お住いの自治体が指定している方法でごみとして捨ててください。
使わなかった花火も捨てる前には水に浸す
湿気っていて火が着かないときや、購入後花火をしないまま数年経過しているときなど、花火を使わずに捨てることがあります。
このときも捨てる前には花火を一晩程水に浸してから、捨てるようにしてください。
湿気っていて火が着かなかった花火も、購入して使わないままで捨てる花火も、火薬が使われています。
たとえ火を着けていなかったとしても、そのまま捨ててしまうと火災の原因になってしまうのです。
火薬の燃焼力を無くすために、十分な時間水に浸してから捨てるようにしてください。
ルールを守って花火をしよう
花火は人に向けないことや火を消すための水を準備すること、未成年者だけではしないなど、守った方が良い決まりがあります。
これは花火には火薬が使われており、花火をするときには火を使うため、危険にさらされないために設けられているルールです。
花火を人に向けた場合、花火を浴びた人はやけどします。
筆者は子どものころに花火でやけどをしたことがありますが、火の粉を浴びた瞬間の刺すような痛みは今でも覚えているほど強烈なものでした。
すぐに蛇口がある場所で冷やしましたが、痛みがしばらく続き辛かったことも覚えています。
花火は見た目では想像がつかない程高温を発しているため、くれぐれもルールを破らないようにお気を付けください。
花火が禁止の場所ではしない
一昔前は公園やご自宅の前などで花火ができましたが、今は騒音問題や安全の面から花火ができる場所が少なくなっています。
浜辺やキャンプ場など、花火ができる場所でするようにし、公園、ご自宅の前など、花火が禁止されている場所ではしないようにしましょう。
禁止されている場所で花火をした場合、騒音や安全面の観点からトラブルが起きたり、損害賠償を請求されたりする可能性があります。
まとめ
花火は楽しいものですが、捨てる際には火災を防ぐためにしっかりと消火してください。
また、花火を消した後に出た消しカスなどは、排水口のつまりを引き起こすため、取り除かずにそのまま排水口に捨てることは控えましょう。
排水口が消しカスなどでつまってしまったときは、みんなの町の水道職人までご相談くださいませ!
各エリアで待機している最寄りのスタッフが、最短30分で現場に駆けつけ、つまりを取り除きます。