トイレがしょっちゅう詰まってしまう状況にお悩みの方もいるのではないでしょうか?
詰まり自体はすっぽんを使って対処できていても、回数が多ければ疲労が溜まってしまいます。
本記事は、トイレがしょっちゅう詰まってしまう原因と対応策について解説したものです。
トイレ詰まりが頻繁に起こる場合の補償についても言及しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
トイレがしょっちゅう詰まる原因
トイレがしょっちゅう詰まる原因について解説していきます。考えられるのは以下にまとめた7つの内容です。
- 大量のトイレットペーパーを流している
- 水に溶けないものを流したことがある
- 水の量や勢いが足りていない
- トイレ自体が古い
- トイレが節水型便器
- トイレが高い位置にある
- 排水管に問題がある
これから順番にすべて解説していきます。
大量のトイレットペーパーを流している
トイレがしょっちゅう詰まる原因として最も多いのは、大量のトイレットペーパーです。
トイレットペーパーが水に溶ける性質であっても、量が多ければ排管を詰まらせる原因となります。
トイレットペーパーの使用量について、ほかの人と比較する機会は少ないはずです。
使い過ぎていても気付きにくいため、しょっちゅう詰まっている可能性があります。
水に溶けないものを流したことがある
過去に水に溶けないものを流したことがある場合、それが引っかかりの原因となって詰まりを引き起こしているケースが考えられます。
引っかかっているものが水に溶けるものだと時間が経つことで詰まりは解消されますが、根本の原因は取り除かれていません。
結果的にしょっちゅう詰まってしまうという状況が生まれてしまう恐れがあります。
水の量や勢いが足りていない
水の量や勢いが足りていないと、完全に排泄物を流すことができません。
便器内へと流れる水の力は、タンク内の水量と関係しています。
仮にタンク内の水量が減っていたとして、その原因はいくつか考えられますが、個人による部品の調整・交換で対処できるケースも多いです。
トイレ自体が古い
トイレが古いということは、つながっている排水管も古いということです。
古い排水管は破損・変形などのリスクがあり、詰まってしまう可能性も高くなります。
排水管の寿命はおよそ20年〜30年とされていますので、築年数と比較することで原因となっているかを推測してみましょう。
実際の点検や修理は専門業者でないと厳しいので、排水管が原因だと思われる場合は業者に依頼することになります。
トイレが節水型便器
節水型トイレは洗浄に使う水の量を減らしたものです。
少ない水量でもしっかり流せるよう設計されていますが、一般的なトイレと比べて詰まりやすいリスクを抱えているといえるでしょう。
節水型トイレがしょっちゅう詰まる原因だった場合、流す回数を増やすことで問題を解決できる可能性があります。
トイレが高い位置にある
高いところは低いところと比べて水圧が低くなります。
マンションやビルの2階以上、高台にある一戸建てなど、トイレが高い位置にある場合は注意が必要です。
特にタンクレストイレは水道管の水圧を利用して排泄物を流すため、トイレが高所にあることで必要な水の勢いが得られず、詰まりが頻発している事態も考えられます。
排水管に問題がある
トイレに近い排水管だけでなく、家の生活用水すべてが流れる排水管に問題がある場合もあります。
すでに解説したとおり排水管には寿命がありますので、古くなるほど詰まりのリスクが高くなる傾向があります。
直接的な原因がなくても汚れの堆積から流量が少なくなり、やがては詰まりが発生するというプロセスも考えられます。
排水管の問題は個人では対応が難しいです。
詰まりの原因が思い当たらない場合は、なるべく早めに業者に相談しましょう。
トイレがしょっちゅう詰まる場合の対応策
ここからはトイレがしょっちゅう詰まる場合の具体的な対応策について解説していきます。
これまで解説してきた原因を踏まえると、以下のような対応策が挙げられます。
- タンク内の水量が規定どおりか確認してみる
- 薬剤を使ってみる
- 専門業者へ点検・高圧洗浄を依頼してみる
- リフォームを検討してみる
それぞれの内容について詳しくみていきます。
タンク内の水量が規定どおりか確認してみる
しょっちゅう詰まる原因が水の量や勢いが足りていないパターンと考えて、まずはタンク内の水量が規定どおりか確認してみましょう。
水量の目安はタンク内に設置されているオーバーフロー管の、WL(ウォーターライン)という表示です。
このWLよりも水面が低かった場合、タンク内の数量が少なくなっていると判断できます。この状況に対して調整および交換が必要と思われる部品は以下のとおりです。
- ボールタップ
- 浮玉
- ゴムフロート
- 玉鎖
- オーバーフロー管
- フィルターやパッキンなど
このなかでもオーバーフロー管だけは部品交換の難易度が高いので、可能であればプロへの相談をおすすめします。
薬剤を使ってみる
トイレの詰まりは薬剤で解決できるパターンもあります。
トイレットペーパーや便にはアルカリ性の薬剤が有用ですが、重曹とクエン酸でも代用できます。
一方で詰まりの原因が尿石だと考えられるなら、使うのは酸性の薬剤です。
業者に依頼すればさらに強力な薬剤を使ってもらえます。
専門業者へ点検・高圧洗浄を依頼してみる
最も安心できる対策は専門業者へ点検および修理の依頼です。
しょっちゅう詰まる原因が不明だったとしても、必要な箇所を素早くチェックして適切な対処をしてくれるでしょう。
排水管にある汚れの堆積が原因だった場合も、高圧洗浄機を使って最速で対処してくれます。
排水管に破損や変形が見られるケースでも、なるべく影響の少ない方法でスムーズに解決してくれるでしょう。
業者依頼は、今回紹介する対応策のなかで最も効果の高い方法だといえます。
リフォームを検討してみる
トイレの詰まりがしょっちゅう発生してしまうのは、トイレ自体の性能が落ちていることも考えられます。
そのためリフォームを検討してみることも、ひとつの対応策といえるでしょう。
一時的な解消を繰り返していくうちに、性能がさらに低下していくことも予想されます。
さらに、あるタイミングで症状が急激に悪化して、汚水が逆流するような事態に陥るかもしれません。
リフォームの費用は高額ですが、大事になったときの修理費用を考えると選択肢のひとつとして良いでしょう。
トイレがしょっちゅう詰まる事態を無視しているとどうなるか?
トイレがしょっちゅう詰まる事態を無視しているとどうなるのでしょうか?予想できる状況は以下のようなものになります。
- トイレの故障や破損につながる
- 自身での対応も不可になる
- 便器内の水があふれ出すリスクも
- 集合住宅の場合は周りにも悪い影響を与える
ここからは詰まりの根本的な原因を取り除かずに、放置していた場合のリスクについて解説していきます。
トイレの故障や破損につながる
トイレがしょっちゅう詰まる原因を取り除かずに一時的な処置を繰り返していると、トイレ本体の故障や破損につながる恐れがあります。
詰まりの処置は状況に合わせて適切な道具を選択し、正しい使い方をした上で成功するものです。
一度のミスが症状を悪化させることも十分予想できます。
詰まりの処置を短期間で何度も繰り返すこと自体が、リスクのある行為となることを覚えておきましょう。
自身での対応も不可になる
詰まりの頻度や症状のレベルが高くなると、いずれ自身での対応も不可になります。
このような状態になってからだと、修理費用も高額になる傾向があります。
反対に、症状が軽度なときにしっかりと対応しておけば修理費用も安く済み、詰まりに対して繰り返し処置することもなくなるでしょう。
自身での対応が不可になるまで詰まりの原因を放置するのは、修理にかなりの費用が掛かってしまうので控えましょう。
便器内の水があふれ出すリスクも
トイレの詰まりというトラブルは、便器内の水があふれ出すリスクも抱えています。
症状が軽度だとそのような心配は必要ありません。
しかし、放置することにより、そのリスクは少しずつ上昇していきます。
仮に便器内の水があふれ出てしまうと、しばらくトイレが使えないどころか衛生面の上でも最悪な状況です。
放置することでこのようなリスクが最大化していく恐れがあることも、覚えておきましょう。
集合住宅の場合は周りにも悪い影響を与える
自宅が集合住宅だった場合、トイレ詰まりを放置すると周りにも悪い影響を与える恐れがあります。
その理由は排水管を各部屋で共有しているからです。
集合住宅の排水管は縦管になっていて、比較的詰まりにくいと言われています。
しかし、上の階で詰まりが発生すると、その影響で下の階まで詰まってしまうことがあるのです。
周りにも悪い影響を与える集合住宅のトイレ詰まりは、放置せずに素早く対処する方が良いでしょう。
業者依頼が必要な場合
自身の手で詰まりを解消できるのが最善ですが、早い段階での業者依頼が必要な場合もあります。
以下の事例が当てはまるので、確認しておきましょう。
- ラバーカップを使っても詰まりを解消できない
- 詰まりの原因に思い当たることがない
各項目について詳しく解説していきます。
ラバーカップを使っても詰まりを解消できない
ラバーカップを使っても詰まりを解消できないときは、トイレの故障や排水管の奥に何かが詰まっている恐れがあります。
特に排水管の奥に詰まりの原因がある場合、個人での対処は難しくなるのが現実です。
無理な修理は事態の悪化を招きます。
ラバーカップを使っても詰まりを解消できないときは、すぐに業者へ連絡しましょう。
詰まりの原因に思い当たることがない
詰まりの原因に思い当たることがないときも、なるべく早く業者へ依頼すべきパターンです。
詰まりの原因が異物の場合もあり、自分で対処することで状況をさらに悪化させる恐れがあります。
詰まりの原因が分かっていない状態で、ラバーカップやワイヤーブラシなどを使うのは控えておいた方が良いでしょう。
トイレがしょっちゅう詰まる場合、補償は受けられるのか?
「トイレがしょっちゅう詰まっている場合、何かしらの補償は受けられるのか?」
という疑問をもっている方もいるのではないでしょうか。
状況にもよりますが負担を減らす方法がいくつか存在するので、ここで紹介しておきましょう。
応急処置なら保険の付帯サービスが利用できる場合も
主要な保険会社が提供する火災保険には、水回りトラブルの応急処置で利用できる付帯サービスが存在します。
対応は24時間365日可能で、付帯サービスのため利用料などは必要ありません。
また、実際の修理料金も30分程度なら無料となるケースが多いですが、部品代については支払う必要があります。
火災保険で負担を減らせる場合がある
火災保険の対象には水漏れの被害も含まれます。
詰まりによる汚水のあふれも水漏れに当たるので、補償の範囲に入るのが一般的です。
ただし補償対象は水漏れですので、トイレ詰まりの修理費用は当てはまりません。
濡れた床や階下への浸水における損害分は負担を減らせる可能性があります。
賃貸の場合も修理費用を払わなくて良いケースがある
賃貸の場合も修理費用を払わなくて良いケースがあります。
当てはまるのは詰まりが外部の要因による場合です。具体的には以下のような事例を指します。
- 排水桝の詰まり
- 排水管のメンテナンス不良
- 排水管の不具合や老朽化の放置
反対に、以下のようなケースでは自己負担になる可能性が高いです。
- 大量のトイレットペーパーを流した
- 異物を流してしまった
- 過剰な節水
トイレ詰まりの被害に対する補償はまったくないわけではありません。
利用できるかどうかは状況次第ですが、万が一の時はこれらの内容をチェックしてみましょう。
まとめ
トイレがしょっちゅう詰まるときの原因は複数あり、その内容に応じた対応策が必要になります。
しかしながら「よく詰まる」という状況がすでに対処が必要な状態なので、早急の対応が求められる事案だと認識しておきましょう。
自身の手で対処することも可能ですが、専門業者への依頼が解決への早道です。
状況を総合的に判断して最適な選択肢を選びましょう。
みんなの町の水道職人は24時間365日、水回りのトラブルに対応しております。お見積りは無料、トイレの詰まりに関してもプロの技でしっかりと対処いたします。
水回りで少しでも気になる点がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。