これしていない?プロが警鐘を鳴らすキッチンでの4つのNG行動と長持ちさせる秘訣【水道職人:公式】|みんなの町の水道職人

これしていない?プロが警鐘を鳴らすキッチンでの4つのNG行動と長持ちさせる秘訣【水道職人:公式】

毎日何気なく使用しているキッチンですが、実は知らず知らずのうちに配管を傷める行動をしていることがあります。

これらが積み重なると、突然の詰まりや水漏れトラブルに発展しかねません。

ご自宅の大切な水まわりを守るために、プロの視点から注意すべきポイントと具体的な対策をご紹介します。

キッチンのNG行動①排水口に油を流すのは厳禁

料理をした後のフライパンや鍋に残った油を、そのまま排水口に流していませんか。

「少量なら大丈夫」という油断が、後に大きなトラブルを引き起こす大きな要因となってしまうのです。

ここでは油がもたらす排水管への影響と、正しい処理方法について詳しく見ていきましょう。

なぜ油が詰まりの原因になるのか

液体状の油は多少の粘度はあるものの、サラサラしていて排水管の中を滞りなく流れていくように見えます。

しかし、排水管は奥に進むほど冷えており、その冷たさで油が冷やされると、冷え固まって管内でへばりつきます。

そこへさらに食べカスや洗剤の溶け残りが流れてくると、固まった油にくっつき、次第に巨大な塊へと成長してしまうのです。

その結果、例えるなら人間の血管における動脈硬化と同じような状態が、キッチンの排水管の中で起こってしまいます。

完全につまってしまうと、市販のパイプクリーナーでは太刀打ちできず、水道修理業者が行う高圧洗浄機などを使用した大掛かりな作業が必要になるケースも少なくはありません。

正しい油の処理手順

排水管をきれいに保つためには、油を一滴も流さないという意識が重要です。

しかし、日々の生活で油を一滴も排水管に流さないということは、ほぼ不可能だと思います。

徹底すれば可能かもしれませんが、家事の負担が大きく、実行にはかなりの労力を要するでしょう。

そのため、ご自分で無理なくできる範囲で油を流す量を減らし、排水管が詰まりにくい環境を作ることを意識してみてください。

【おすすめの油の処理手順】

  • 調理が終わったら、鍋・フライパンが温かいうちにキッチンペーパーや新聞紙で油を拭き取る
  • 揚げ物などで大量の油が出た場合は、市販の凝固剤を使用して固めてから燃えるゴミとして捨てる
  • 油汚れがひどい食器を洗う前には、スクレーパーや捨ててもよい布を使用して、汚れをこそげ落とす
  • 油をある程度取り除いてから、最後に洗剤とスポンジを使用して洗い流す

関連記事:排水口の油汚れを防ごう┃「油・断・快適!」キャンペーンに学ぶ暮らしの習慣

キッチンのNG行動②熱湯をそのままシンクに流す

パスタや野菜を茹でた後、沸騰したお湯をそのままザルに向けて流す行動は、多くのご家庭で見られる光景です。

しかしこの行動は、排水管にとって非常に大きな負担となってしまうのです。

排水管へのダメージと耐熱温度

多くのご家庭では、排水管に塩化ビニル樹脂という素材が使用されています。

この素材は熱に弱く、耐熱温度は一般的に60℃程度とされており、高温用の管種でより高い耐熱仕様の製品は80℃程度まで耐えられます。

ただし、一般のご家庭で使用されている配管は高温用ではないことがほとんどのため、60℃程度が目安と考えられるでしょう。

そこに100℃近い熱湯を一気に流すと、排水管が熱で変形したり、継ぎ目の接着剤が劣化したりする恐れがあるのです。

そして、変形によって生じた隙間からは水漏れが起こるため、排水管の交換が必要になるでしょう。

この水漏れは放置すると、床下の腐食や階下への水漏れトラブルに繋がることもあるため注意が必要です。

参考:塩ビ製品の実用特性┃塩ビ工業・環境協会(VEC)

安全に熱湯を捨てるための工夫

熱湯を捨てる際には、排水管の耐熱温度を超えないようにひと手間加えることが大切です。

誰でもすぐに実践できる対策をご紹介します。

【熱湯を安全に捨てるための方法】

  • 茹で汁を捨てる際は、蛇口を全開にして水を出しながら、水と混ぜるようにしてゆっくり流す
  • 鍋をシンクに置く際は、排水口に直接熱湯がかからないよう、大きめのボウルや洗い桶に一度受けて冷ましてから流す
  • カップ焼きそばなどの湯切りをする際も同様に、必ず水を出しながら流すようにする

キッチンのNG行動③排水口ネットを付けない

排水口のゴミ受けをすり抜けてしまうような細かい食べ残しや、粘度の高い調味料も排水管の汚れの原因です。

これらが排水管に流れることを予防するためには、排水口ネットでの予防が効果的です。

例えば、カップラーメンの飲み残したスープには、多くの油脂分が含まれています。

これらは冷えると油汚れと同様に固まり、ヘドロ状の汚れとなって悪臭や詰まりを誘発します。

また、小麦粉や片栗粉などの粉類も、水を含むと粘土状になり管内にへばりついてしまうため、詰まりの原因となるでしょう。

排水管に直接流さない方がよいものの基準を整理しておくことが、とても大切です。

項目内容リスクと対策
ラーメンの残り汁動物性油脂が多く含まれる冷えて固まるため、凝固剤やキッチンペーパーなどに吸わせてゴミとして処分する
小麦粉・片栗粉水で溶くと粘着性が増す排水管の内部で固まるため、粉のままゴミ箱へ捨てるか、拭き取ってから洗う
ドレッシング油分と酸が含まれる油分が詰まりの原因になるため、捨ててもよい布や紙に吸わせて処分する
カレー・シチュー粘度が高く油分が多い具材のカスも含まれ、詰まりのリスクがとても高いため、拭き取ってから洗う

これらのものが排水管に直接流れていくことを防ぐために、排水口ネットを活用してください。

キッチンのNG行動④シンク下に物を詰め込みすぎる

収納スペースとして便利なキッチンのシンク下ですが、詰め込みすぎはトラブルの原因の一つとなることがあります。

なぜ収納過多がトラブルを招くのか?

シンク下には多くの場合、排水管が設置されています。

この排水管にシンク下に収納した鍋などが接触すると、排水時の微振動で鍋と排水管の接続部分が擦れ、ナットが緩むことがあるのです。

その結果、排水管の接続が緩み、正常に排水されなくなったり、水漏れを起こしたりしてしまうのです。

また、シンク下に物を詰め込みすぎると、水漏れが起きても発見が遅れてしまいます。

そして、空気の通りも悪くなるため、湿気がこもり、カビや腐食が進行することもあるでしょう。

シンク下点検の基本手順

シンク下は月に1回程度点検し、詰まりトラブルが発生することを防ぎましょう。

【シンク下の確認手順】

  • 月に1回は中に収納しているものを取り出す
  • 接続ナットの緩みを目視で確認する
  • 床面の湿り気を触って確認する
  • 異臭がしていないか確認する

早期発見が被害拡大の予防に大切です。

関連記事:【プロが伝授】キッチン下の異変に注意!カビ・水漏れ早期発見マニュアル

キッチンのNG行動に関するよくある質問

キッチンを使用する中で、お客様からよくいただく質問をご紹介します。

日々のメンテナンスの参考にしてみてください。

Q1.市販のパイプクリーナーは毎日使用してもよいですか?

毎日の使用は必要ありません。

薬剤が強力すぎる場合、きれいにするつもりが、逆に排水管を傷めるリスクがあります。

1週間に1回から2回程度の定期的な使用がおすすめです。

また、使用時は説明書に記載された用量・用法を必ず守ってご使用ください。

関連記事:シンクのつまりを溶かして解消!原因から対処法まで徹底解説

Q2.お湯を流すなら何℃くらいまでなら大丈夫ですか?

排水管の耐熱温度を考慮すると、60℃以下が推奨されます。

ただし、排水管の現在の状態次第では、60℃程度の温度でも破損につながることがあるため、異音が聞こえたり違和感を覚えたりしたときは、水道修理業者に相談してください。

Q3.ディスポーザーがあれば何を流しても大丈夫ですか?

ディスポーザーにも粉砕できないものや、流してはいけないものがあります。

特に繊維質の多い野菜の皮や、大量の卵の殻、大きな骨などは故障の原因となってしまうこともあるでしょう。

また、油分は分解できないため、ディスポーザーがついている場合でも油は拭き取って処理する必要があります。

流せるもの・流さない方がよいものは、取扱説明書やメーカーのホームページなどでご確認ください。

快適なキッチンを維持するために

キッチンのトラブルは、日々のちょっとした心がけで未然に防ぐことができます。

今回ご紹介したNG行動を避け、正しい方法でお手入れを続けることが、結果としてキッチンを長く快適に使用することに繋がります。

もし「流れが悪くなった気がする」「異臭が取れない」といった違和感を覚えた際は、無理にご自分で解決しようとせず、私たち「みんなの町の水道職人」にご相談ください。

プロの技術と知識で、お客様の不安を解消し、安心できるキッチン環境を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

監修者

甲斐 祐耶

主任

甲斐 祐耶

《略歴》

2019年から株式会社N-Visionにて水道メンテナンス業に従事。
社内研修をクリアした高い専門性を有し、水漏れやつまりなどの水道トラブルを累計1,000件以上解決してきたプロフェッショナル。
業界未経験から実績を積み上げ主任に昇格し、お客様からの評判もよく、社内での信頼も厚い。
キッチン・水道管の水回りトラブルでお困りでしたら「みんなの町の水道職人」にお任せください。

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