ハロウィンの傷メイクに使ったティッシュは排水口の大敵!知らずに流すとどうなる?【水道職人:公式】|みんなの町の水道職人

ハロウィンの傷メイクに使ったティッシュは排水口の大敵!知らずに流すとどうなる?【水道職人:公式】

ハロウィンメイクを楽しんだあと、片付けの際にティッシュやメイク道具をそのまま水で流していませんか。

特に、傷メイクで使用したティッシュやラテックス(ゴム成分)、絆創膏は水に溶けないため、排水口のつまりを引き起こす原因になります。

今回は、傷メイク後のティッシュ処理や排水口トラブルの予防方法をご紹介します。

ハロウィンを満喫するためのハロウィンメイクの裏で、水まわりを守るために注意すべきポイントを一緒に確認していきましょう。

ハロウィンの傷メイクで排水口がつまる理由

ハロウィンのリアルな傷メイクでは、ティッシュやラテックス、絆創膏、ファンデーション、アイシャドウ、血のりなどを重ねて作り上げます。

複数の工程を経て完成した傷メイクは見た目のインパクトがあり、ハロウィンの満足度を高めてくれます。

しかし、メイクを落とすときにそのままクレンジングを使って洗い流してしまうと、水に溶けにくい性質のものも使っているため、つまりの原因になってしまうでしょう。

ティッシュや絆創膏は一見柔らかく流れそうに見えますが、水には溶けません。

そのため、排水管の中で引っ掛かってしまったり、貼り付いたりすることがあります。

また、ファンデーションや血のりがつくことで粘着性も生まれ、より排水管にこびりつきやすくなるのです。

ティッシュや絆創膏、ラテックスが排水トラップに引っ掛かり、髪の毛や化粧品かす、石けんかすと混ざって塊をつくるケースもあります。

この塊が小さい内は水の流れに影響しませんが、放置すると徐々に塊が大きくなっていき、完全に排水管を塞いでしまうことも。

特に洗面所の排水口の口径は平均サイズが14センチ前後と狭く、わずかな異物でもつまりやすい構造です。

つまりが発生すると、水がスムーズに流れず、洗面ボウルの中に水や泡、汚れが残るなどの不快症状が発生します。

排水口のトラブルを予防するためには、ハロウィンで作った傷メイクをそのまま洗い流すことは控えた方が良いでしょう。

ティッシュだけじゃない!グリッターやラインストーンにも注意

ハロウィンのメイクでは傷メイクだけではなく、ゾンビメイクや動物系メイク、キャラクター系メイクをする方もいらっしゃいます。

これらのメイクではグリッターやホログラム、ラインストーンといった飾りを付けることがあります。

飾りはとても小さいもので、排水口にそのまま流しても問題ないと思われがちですが、つまりの原因となることも。

たとえば、新居に入居したてで排水口も初めて使うということであれば、排水管の中に蓄積した汚れはないため、小さな飾りなら問題なく流れていくでしょう。

しかし、1度でも使ったことがある排水口は、油分や石けんかす、髪の毛などが排水管の中に付着している可能性があり、小さな飾りでも取り込みます。

結果、排水管に付着している汚れが大きくなる原因となるのです。

排水管に付着している汚れが大きくなると、排水管の中が狭くなりつまりやすい状況が生まれるため、小さな飾りでもそのまま洗い流すことは控えましょう

ティッシュや絆創膏を流すとどうなる?

ティッシュや絆創膏を排水口に流した場合、最初は何の問題もなく流れていくように見えるかもしれません。

しかし、水に溶けないティッシュや絆創膏は、排水管の中で石けんかすや髪の毛と混ざり、少しずつ塊を形成していきます。

水の流れが悪くなったり、悪臭がするようになったりするのは、その初期サインです。

また、傷メイクで使用するラテックスは、固まると膜を作ります。

この膜は水に溶けにくいため、ティッシュや絆創膏と同様に、排水口のつまりの原因となるでしょう。

非水溶性のものが原因によるつまりを放置すると、つまりが悪化して排水の逆流や水漏れの原因にもなります。

一見、少しのティッシュなら問題なさそうに思えますが、水まわり設備は繊細な構造をしています。

小さな異物が大きなトラブルを招く可能性があることを覚えておきましょう。

関連記事:排水口に流してはいけないもの5選|知らずにしているNG習慣とは?

下水道もティッシュでつまる!

実は、下水道もティッシュでつまってしまうことがあるのです。

多くの自治体では、ティッシュなどの非水溶性のものや、異物を下水道に流すことを禁止しています。

万が一下水道がつまってしまうと、排水の処理ができなくなり、排水口が使えなくなります。

結果として、トイレが使えない、洗い物ができない、お風呂に入れないなどの事態に発展してしまうのです。

また、下水道を通っていった汚水は下水処理施設に流れていき、きれいな水になるよう処理を施された後に川や海に放流されます。

下水処理施設では機械や微生物、汚泥などを使って汚水を処理します。

この処理の際、異物が汚水に混ざっていることで機械が止まったり、微生物が処理できなかったりといった問題が発生するケースも。

下水道のつまり対策や、水の循環を守るために、下水道に流してはいけないものを流さないようにしましょう。

関連記事:排水口の油汚れを防ごう┃「油・断・快適!」キャンペーンに学ぶ暮らしの習慣

排水口をつまらせないための落とし方

傷メイクを落とすときは、最初にシートタイプの化粧落としやクレンジングを含ませたコットンで拭き取りましょう。

ラテックスの場合、専用のリムーバーが必要なケースがあるため、リムーバーを塗布した後にコットンなどで拭き取ってください。

拭き取りに使ったものは、可燃ごみとして廃棄します。

クレンジングやリムーバーを洗い流す工程は、メイクの大部分を拭き取った後にすることで、排水口つまりの予防につながります。

また、洗面所でメイクを落とす場合、排水口にネットやヘアキャッチャーを取り付けると便利です。

顔に残ったティッシュの繊維やグリッターなどの飾りが排水口に入り込むのを防げるため、つまり予防に効果的。

ネットやヘアキャッチャーは使い捨てのものを選ぶと処理が楽になります。

使い捨てのものの場合、異物を洗い流した後はそのまま可燃ごみとして廃棄しましょう。

さらに、傷メイクを落とした後は、排水の流れに異変がないか観察するようにしてください。

可能であれば、排水トラップを取り外して掃除することもご検討ください。

ハロウィン後の排水トラブルを防ぐために

ハロウィンの傷メイクで使ったティッシュや絆創膏を排水口へ流すと、つまりの原因になります。

トラブルのない排水口の環境を保つには、使用後のティッシュや絆創膏は必ずごみとして処理し、排水口は定期的に掃除することが大切です。

傷メイクを楽しむ時間や後片付けも含めて、ハロウィンイベントの一部です。

少しの注意で、排水口のトラブルを未然に防げます。

楽しい思い出を不快なトラブルで終わらせないためにも、ちょっとした手間を惜しまないようにしましょう。

みんなの町の水道職人は、皆様が安心して暮らせるよう、排水口などの水まわり環境を守るお手伝いをしています。

どんな小さなつまりでも、気になる異変があればお気軽にご相談くださいませ。

快適な暮らしを支える水まわりケアで、ハロウィンシーズンも安心してお過ごしいただけます。

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