「トイレが急につまった！」というトラブルが起きた場合、どのように対処すればよいのかわからず、焦ってしまいますよね。
水道修理業者に依頼しようとしても、「プロに依頼するべき？」「信頼できる水道修理業者の選び方は？」と悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、修理を依頼したほうがよいケースや、水道修理業者を選ぶ際のポイントを解説しますので、本記事をお役立てください。

トイレのつまりの修理は水道修理業者に依頼すべき？

トイレがつまっても、場合によってはご自身で対処できることがあります。
しかし、以下のようなケースでは無理せず、水道修理業者に依頼しましょう。

トイレのつまりの修理を水道修理業者に依頼したほうがよいケース

• 水に溶けない異物がつまった場合
• トイレタンクや洗浄レバーなどの部品が破損している場合
• 便器内の水が溢れかけている場合
• ご自身でつまりを解消できなかった場合

水に溶けない異物がつまった場合

排泄物やトイレットペーパー以外の、水に溶けない異物がつまった場合は、水道修理業者に依頼するのが安心です。
次のような異物はトイレに落としやすいため、注意が必要です。

トイレに落としやすい異物の一例

• スマートフォン
• 子どものおもちゃ
• イヤリングや指輪などのアクセサリー
• 生理用品・おむつ

これらの異物をトイレにつまらせた場合は、ご自身で除去を試みるのは控えてください。
無理に除去しようとすると、排水管の奥へと押し込まれて、つまりが悪化するおそれがあります。
また、異物が排水管の奥に入り込むと、除去がより困難になり、最悪の場合はトイレ自体の取り外しという大がかりな工事が必要になります。

そのため、異物が見える位置であればご自身で除去し、見えない場合は水道修理業者に依頼しましょう。

トイレタンクや洗浄レバーなどの部品が破損している場合

トイレタンクや洗浄レバーなど部品の破損によるつまりも、水道修理業者に修理を依頼したほうがよいでしょう。
なぜなら、部品の破損によって流すときの水量が少なくなることで、排泄物やトイレットペーパーが流されずに排水管内に残り、つまりを引き起こすためです。

また、慣れない方が部品の交換を行うと、つまりの悪化につながる可能性があります。
水道修理業者に部品の交換を依頼すれば、迅速な作業でつまりの悪化や水漏れなどの二次的なトラブルが起きることなく、修理を行ってくれます。

しかし、必ずしも部品の破損が、トイレのつまりに関係しているわけではありません。
部品の破損によって排水されなくなっている場合は、あたかもトイレがつまっているように見えることがあります。

つまりの有無に関係なく、トイレの部品の破損は日常生活に支障をきたすため、できるだけ早く水道修理業者に対処してもらうことが重要です。

便器内の水が溢れかけている場合

便器内から今にも水が溢れそうな場合も、水道修理業者への依頼が必要です。
水量が増加している状態で放置すると、症状がさらに悪化することがあります。

水が溢れそうな状態が続いた際に起こりうるトラブル

• 悪臭の発生
• 階下への水漏れ
• トイレの床材の腐食
• 感電・漏電（温水洗浄便座が設置されている場合）

便器内の水が溢れそうになる原因は、主に排水口や排水管内の重度なつまりです。
軽度なつまりの場合は、便器内に水が溜まったとしても、時間が経過すれば排水されて、水位は下がります。
しかし、異物が完全につまると水の流れが止まり、便器内に水が溜まるのです。

水が溢れそうな場合は、まず止水栓を閉めましょう。
そのうえで、水道修理業者に依頼することで被害の拡大を防げます。

ご自身でつまりを解消できなかった場合

ご自身で異物の除去や、破損した部品の交換を試みてもつまりが解消されない場合は、無理せず水道修理業者に依頼しましょう。
つまりを無理に解消しようとすると、水漏れや排水管の破損といった二次的なトラブルにつながることがあります。

一方、水道修理業者に依頼すれば、適切な対処法でつまりを解消してくれます。

水道修理業者を選ぶ際のポイント

ここからは、水道修理業者を選ぶ際に着目したいポイントを解説します。
次の5つのポイントに着目することで、優良な水道修理業者に依頼できる可能性が高まります。

水道修理業者を選ぶ際のポイント

1. ポイント①水道局指定工事店に認定されている水道修理業者を選ぶ
2. ポイント②公式ホームページに記載されている会社情報をチェックする
3. ポイント③修理実績の豊富な水道修理業者に依頼する
4. ポイント④アフターサポートが充実しているかどうかを確認する
5. ポイント⑤複数の水道修理業者で見積もりを取って比較検討する

ポイント①水道局指定工事店に認定されている水道修理業者を選ぶ

まず、依頼を検討している水道修理業者が“水道局指定工事店”に、認定されているかどうかを確認しましょう。

水道局指定工事店とは、水道法に基づいて各地方自治体の水道局から、「給水・排水設備の修理に必要な知識や技術がある」と、認定を受けた水道修理業者のことです。
この認定を受けた水道修理業者であれば、安心して修理を依頼できます。

水道局指定工事店であるか否かは、一般的に水道修理業者の公式ホームページに記載されているので、確認してみてください。

ポイント②公式ホームページに記載されている会社情報をチェックする

水道修理業者に依頼するうえで、公式ホームページに記載されている会社情報を事前に確認しておくことも大切なポイントです。
特に、次の項目がきちんと記載されているかどうかをチェックしましょう。

水道修理業者の公式ホームページで確認したい項目

• 会社の所在地
• 電話番号
• 代表者名
• 事業許可番号
• 対応エリア
• 創業年数
• 従業員数

これらの項目が記載されている水道修理業者は透明性が高いため、安心して依頼できます。
一方で、会社の所在地や電話番号などが記載されていない水道修理業者は、注意が必要です。
なぜなら、修理後に万が一トイレのトラブルが再発した際、連絡がつかなくなる可能性があるからです。

こうしたトラブルを避けるために、依頼する前は公式ホームページに記載されている会社情報を、細かいところまで確認しましょう。

ポイント③実績の豊富な水道修理業者に依頼する

つまりの修理を依頼する前に、水道修理業者の実績も確認したいところです。

水道修理業者の公式ホームページや口コミサイトなどに掲載されている実績を見ると、過去にどのような修理に携わってきたのかを確認することが可能です。
また、実績の数が多いほど、修理の技術が高く、ほかの利用者からの信頼も厚いといえます。

実績を見ることで、実際につまりを解消する際にどのような作業が行われるのか、具体的なイメージもできます。

ポイント④アフターサポートが充実しているかどうかを確認する

修理後のトイレのトラブルのことを考えて、アフターサポートが充実しているかどうかを確認することも忘れないようにしたいところです。

つまりを解消したあとで、再度異物がつまる、もしくは水が流れなくなるといったトラブルが起こることがあります。
もし、アフターサポートを行っていない水道修理業者に依頼した場合、トラブルが起きたら、また一からご自身で水道修理業者を探すという手間が発生してしまいます。

アフターサポートを提供している水道修理業者であれば、修理後にトラブルが起きても迅速に対応してくれるので安心です。

ポイント⑤複数の水道修理業者から見積もりを取って比較検討する

つまりの解消にかかる修理費用は、水道修理業者によって設定している金額が異なるので、複数社から相見積もりを取って比較することが大切です。

その場合、修理費用の相場を掴むために、最低でも3社に依頼することをおすすめします。
「緊急時に3社から見積もりを取るのは大変」と思われるかもしれませんが、悪徳な水道修理業者への依頼を避けるうえで重要です。

また、見積もりのために自宅を訪問した水道修理業者の対応力も、チェックしたいところです。
言葉遣いが丁寧で、修理に関する疑問にもわかりやすく答えてくれる水道修理業者であれば、依頼してもトラブルが発生する可能性は低いでしょう。

トイレのつまりの修理にかかる費用の相場

水道修理業者を選ぶ際のポイントがわかったところで、次に気になるのは費用ではないでしょうか？
トイレのつまりを修理する際の費用の相場は、次の通りです。

トイレのつまりを修理する際の費用の相場

作業内容	費用の相場（作業料金のみ）
ラバーカップや薬品を使用したつまりの解消	5,500円程度
高圧ポンプや高圧洗浄機を使用したつまりの解消	26,000円程度
トイレの脱着が必要なつまりの解消	55,000円程度

このように、つまりの解消にかかる費用の相場は、作業内容によって異なります。
また、作業料金以外にも部品代や出張代がかかる可能性があるので、詳細な金額が気になる方は見積もりを取りましょう。

みんなの町の水道職人の利用料金は、以下となります。
トイレのつまり・水漏れ

トイレのつまりの修理を水道修理業者に依頼する際の確認事項

ここからは、水道修理業者への依頼の前に、ご自身でチェックしておくとよいポイントを解説します。
これをあらかじめ行っておくと、水道修理業者に依頼する際に、状況をスムーズに伝えることが可能で、つまりの迅速な解消へとつながります。

つまりの原因を特定する

水道修理業者に詳細な情報を伝えるために、まずはつまりの原因を把握しましょう。
なぜなら、つまりの原因を把握することで、水道修理業者が作業する際に適切な対処法がわかるからです。

トイレがつまる主な原因は、排泄物やトイレットペーパーなどの水に溶けるものによるつまりや、スマートフォンもしくはおむつなどの水に溶けない異物によるケースです。
なお、原因の特定が難しい場合は無理せず、その旨を水道修理業者に伝えましょう。

何かをつまらせた覚えがない場合は、トイレタンク内も合わせて確認してみてください。
トイレタンク内の水が少ないときは、流すときの水量が足りずに、それがつまりにつながっている可能性があります。

ご自身でつまりの解消法を試してみる

水道修理業者に依頼する前に、ご自身でつまりの解消法を試してみるのも重要です。

その結果、つまりが解消されなかった場合は、どのような解消法を試したのかを水道修理業者に伝えましょう。
そうすることで、水道修理業者はつまりがどのような状態であるのかを把握できます。

トイレがつまった際の応急処置

トイレがつまってしまったときは、被害が拡大する前に、次の応急処置を行うことが重要です。
これは、あくまでも応急処置であるため、そのあとは原因や状況を確認して適切な解消法を試してみましょう。

トイレがつまった際の応急処置

• 止水栓を閉める
• 温水洗浄便座の電源コードを抜く
• 床が濡れないように、新聞紙やビニールシートで養生する

止水栓を閉める

トイレがつまったら、まずは止水栓を閉めましょう。
閉めると水が出なくなるので、便器内から水が溢れるのを防げます。

止水栓は床や壁から、トイレタンクまでつながっている給水管の根元部分に取り付けられているのが一般的です。
止水栓の種類は、“ハンドル式・外ネジ式・内ネジ式”の3つがあります。
蛇口ハンドルのようなハンドル式は、片手で簡単に閉められますが、外ネジ式と内ネジ式の場合はマイナスドライバーが必要なので、手元にない方は準備しましょう。
いずれも、時計回りに回すことで閉められます。

温水洗浄便座の電源プラグを抜く

温水洗浄便座が搭載されている場合は、電源プラグを抜くことも重要です。
便器内から溢れた水が電源プラグにかかると、感電や漏電するおそれがあります。

電源プラグを抜いたあとはビニール袋を被せて保護し、水がかからない位置に避けておくと安心です。

床が濡れないように、新聞紙やビニールシートで養生する

便器内から溢れた水で床や壁が汚れないように、溢れる前に新聞紙やビニールシートで養生することも忘れてはなりません。
特に、集合住宅に住んでいる方は溢れた水によって、階下まで浸水する可能性があるため、養生は必ず行いましょう。

新聞紙やビニールシートを敷き詰めたときに、ガムテープでとめておくと、水道修理業者が作業しているあいだにずれることはありません。

トイレのつまりをご自身で解消する方法

排泄物やトイレットペーパーなど、水に溶けるものであれば、ご自身でも除去できる可能性があります。
その際は、次の3つの方法でつまりの解消を試してみましょう。

トイレのつまりをご自身で解消する方法

• お湯を流す
• ラバーカップを使用する
• 重曹とクエン酸を使用する

お湯を流す

お湯を流して異物をやわらかくすることで、つまりを除去できる可能性が高まります。
使用する場合は、以下の手順に沿って作業してみてください。

お湯を使用する際の手順

1. ①止水栓を閉め、水の供給を止める
2. ②便器内の水位が高い場合は、紙コップや灯油ポンプを使用して水をできるだけ汲み出す
3. ③バケツに溜めたお湯（40～60℃程度）を、やや高い位置から便器内にゆっくり流し込む
4. ④お湯を流し込んだあと、およそ1時間放置する
5. ⑤つまりが解消されるまで③と④の工程を繰り返す
6. ⑥バケツに汲んだお湯を少しずつ流し、つまりが解消されたかどうかを確認する

お湯を使用する際は、40～60℃程度の温度にとどめることが大切です。
便器が陶器製の場合、60℃以上のお湯を使用すると、ひびが入る可能性があるからです。

ラバーカップを使用する

お湯を使用してもつまりが解消できない場合は、ラバーカップで異物の除去を試してみましょう。
ラバーカップを使用する際は、次の手順通りに作業を進めてみてください。

ラバーカップを使用する際の手順

1. ①作業中に汚水が飛び散っても支障がないように、床や壁を新聞紙、またはビニールシートで養生する
2. ②ラバーカップを排水口に密着させて、ゆっくりと押し込む
3. ③ラバーカップを勢いよく引き上げる
4. ④つまりが解消されるまで、②と③の工程を繰り返す
5. ⑤バケツに汲んだ水を少しずつ流して、つまりが解消されたかどうかを確認する

排泄物やトイレットペーパーといったものは、ラバーカップで解消できることがほとんどです。
ただし、何度か試してもつまりが解消されない場合は、無理に作業を続けず、水道修理業者に依頼することが大切です。

重曹とクエン酸を使用する

重曹とクエン酸を使用して、異物を分解するのも一つの方法です。
それぞれの分量は定められていませんが、“重曹2：クエン酸1”の割合で混ぜ合わせると、より高い効果を得られる可能性があります。
重曹とクエン酸を使用して、つまりを解消する際の手順は次の通りです。

重曹とクエン酸を使用する際の手順

1. ①便器内に重曹を振りかける
2. ②重曹の上からクエン酸を振りかけたあとに、少量の水をかける
3. ③泡立ったのを確認したら、30分程度放置する
4. ④バケツに汲んだ水を少しずつ流し、つまりが解消されたかどうかを確認する

重曹とクエン酸を水と反応させることで泡立ち、つまりの原因の除去に役立ちます。
ただし、これらの製品を混ぜ合わせると、二酸化炭素が発生するため、作業中は必ず換気を行ってください。

重曹とクエン酸には、黒ずみや水垢を落とす効果があるので、日頃のトイレ掃除として取り入れると、つまりの予防につながるでしょう。

トイレのつまりならみんなの町の水道職人へ

水に溶けない異物がつまっている場合や、便器内から水が溢れそうなときは、水道修理業者に依頼するのがおすすめです。
依頼する際は、水道局指定工事店であるかどうかや、修理後のアフターサポートの有無などを確認すると、信頼できる水道修理業者が見つけやすくなります。

トイレのつまりでお困りの際は、みんなの町の水道職人へお問い合わせください。
経験豊富なスタッフが、迅速かつ丁寧な作業でつまりを解消します。