
秋になると木々が美しく色づき、落ち葉が風情を演出します。
しかし、落ち葉は景観だけではなく、住まいの排水口に思わぬトラブルを引き起こす原因にもなってしまうのです。
排水口がつまると水はけが悪くなり、ベランダや庭先に水がたまるなど生活への影響が出てしまいます。
今回は、秋の落ち葉による排水口のつまりについて、その原因やリスク、予防方法をご紹介します。
目次
秋の落ち葉が排水口につまりやすい理由

秋は大量の落ち葉が舞い落ちる季節です。
庭やベランダ、屋外の排水口には自然に落ちてきた葉が入り込みやすくなります。
落ち葉は乾いた状態では軽くても、雨や朝露(あさつゆ)で濡れると重くなり、排水口の格子や溝に張り付いて水の流れを妨げます。
さらに、落ち葉が重なり合うと自然に堆積し、そこに泥や小さな枝、ゴミが絡みついて強固なつまりへと変化してしまうのです。
特に秋雨前線や台風が重なる時期には短期間で大量の落ち葉が排水口に入り込むため、普段以上に注意が必要です。
排水口つまりが引き起こす生活への影響

排水口のつまりを放置すると、さまざまなリスクが発生します。
まず一番多いのが、水が溢れてしまう被害です。
ベランダの排水口が落ち葉でふさがれると、雨水が流れずにたまり、最悪の場合は室内への浸水につながります。
また、庭や駐車スペースの排水口がつまると、地面がぬかるみ、水たまりが長時間残ることで建物の基礎部分の劣化を進めてしまいます。
駐車スペースがアスファルトやコンクリートの場合、車に乗る際に足を滑らせて怪我をする恐れもあるでしょう。
さらに、つまり部分に溜まった水は衛生面にも悪影響を及ぼします。
停滞した水にボウフラや害虫が発生したり、苔やカビが広がったりする原因にもなります。
快適な住環境を守るためには、秋の落ち葉による排水口のつまりは見逃してはいけないトラブルのサインなのです。
落ち葉のつまりを予防するための習慣

落ち葉によるつまりは日常の工夫で予防できます。
予防方法①こまめな掃除
落ち葉が舞い落ちやすい秋は、定期的な掃除がトラブル回避の第一歩です。
特に雨の前後には排水口のまわりを確認し、落ち葉や泥を取り除いておきましょう。
掃除を怠ると、一度の大雨で一気につまりが悪化することがあります。
予防方法②排水口カバーやネットの設置
排水口に専用のカバーやネットを取り付けると、落ち葉が直接流れ込むのを防げます。
設置した場合は、こまめに取り外して掃除することも忘れてはいけません。
設置したまま放置してしまうと、カバーやネットに落ち葉が溜まったままになってしまい、かえって排水不良の原因になってしまいます。
予防方法③周囲の環境整備
庭木の剪定も落ち葉による排水口のつまり対策に有効な方法です。
枝を整えておけば排水口の近くに大量の落ち葉が落ちることを防げます。
また、ベランダに観葉植物や鉢植えを置いている方は、枯れ葉が風で飛んで排水口に入らないよう、位置や管理に注意しましょう。
関連記事:秋雨前線到来!家を浸水させないために水害対策としてできること【水道職人:公式】
つまりが発生したときの対処法

すでに落ち葉がつまって水が流れないときは、早めの対処が必要です。
落ち葉による排水口つまりの対処は、ゴム手袋を着用し、落ち葉や泥を取り除くことが基本になります。
手で取り切れない場合は、園芸用のスコップやトングを使用すると作業がしやすくなるでしょう。
水が引かないほどつまりが深刻な場合は、排水管の奥まで落ち葉や泥が入り込んでいる可能性があります。
この場合は、市販のワイヤーブラシを使用して奥の汚れをかき出すか、専用の掃除道具で対処する必要があります。
ただし、無理に押し込むとつまりを悪化させる恐れがあるため、状況を見極めて慎重に対処してください。
関連記事:台風に備える!ベランダ排水溝のつまりチェックとメンテナンス【水道職人:公式】
水道修理業者に依頼した方がよいケース

落ち葉によるつまりが繰り返し起こる、悪臭や水漏れを伴っている、排水口の奥に固い塊があるなどの場合は、ご自分での解決が難しいサインです。
このような場合は、水道修理業者に相談するのが安心です。
水道修理業者では、ドレンクリーナーや高圧洗浄など、排水口のつまりに効果が高い機材を使用して、排水管の奥深くに入り込んだ落ち葉や汚れを確実に取り除きます。
都道府県の各自治体から認定を受けている水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)であれば、法令に基づいた適切な作業が行われます。
不透明な料金や不十分な説明による施工を避けるためにも、依頼時には見積もりを発行してもらい、作業内容の確認をしっかり行いましょう。
みんなの町の水道職人としてお伝えしたいこと

秋は紅葉が美しい季節である一方、落ち葉による排水口のつまりが発生しやすい時期でもあります。
排水口のつまりは放置すればするほど深刻化し、室内の浸水や建物の劣化といった大きな被害につながります。
そのため、日々の点検や掃除でトラブルを予防することが大切です。
多くのお客様は、最初にご自分での対処を試されると思います。
もしご自分で対処してもつまりが解消できない場合や、繰り返すつまりのトラブルでお困りの方は、専門的な知識と技術を持つみんなの町の水道職人にご相談ください。
私達は水まわりの専門家として、排水口のディープクリーニングやつまりの解消を通じて皆様の暮らしを守るお手伝いをしています。
みんなの町の水道職人ではお客様に不安を与えないように、作業前の見積もり発行と、丁寧な説明を徹底!
また、修理や交換などの施工は、お客様に見積もり内容にご承諾のサインをいただいた場合のみ行っております。
作業後に見積もりに記載の金額以上の請求は行っていないため、安心してお任せください。
つまらせないために!秋の落ち葉対策のポイント

秋の落ち葉は排水口のつまりを引き起こす大きな要因です。
落ち葉が濡れて堆積すると排水不良や悪臭、さらには浸水被害につながる恐れもあります。
こまめな掃除やカバーの設置などで予防し、つまりが発生した場合は適切な方法で早めに対処することが大切です。
もしご自分で解決できない場合は、みんなの町の水道職人のような水まわりの専門業者へ相談することで安心して解決できます。
快適で安全な住環境を保つためにも、秋の落ち葉による排水口のつまりに注意を払い、日頃からの点検と予防を習慣にしましょう。