
トイレの水漏れやつまりトラブルが起こったとき、頼りになるのが水道修理業者です。
しかし、トイレのトラブルはトイレ本体に関する内容ばかりではありません。
水漏れで床が腐ってしまったり、経年劣化で壁紙が剥がれてきたりなど、さまざまなトラブルがトイレの中で発生します。
水漏れやつまりの場合は相談すれば解決すると分かっていても、水漏れに伴う床の腐食や、トイレ交換と同時に壁紙の変更をしたい場合など、対応してもらえるのだろうかという疑問が浮かびますよね。
実は、トイレのつまりや水漏れなどの修理だけではなく、トイレ交換や内装リフォームまで幅広く対応していることがほとんどです。
そこで今回は、水道修理業者に依頼できる主なトイレの施工内容をご紹介します。
目次
依頼できる内容①トイレの水漏れやつまりの修理

鉄板ではありますが、トイレの水漏れやつまりトラブルは、水道修理業者が得意としている施工の一つです。
そして、依頼内容で最も多いのが、トイレの水漏れやつまりトラブルでもあります。
トイレの水漏れ
トイレの水漏れは、タンク内の部品の劣化や給水管のゆるみ、止水栓の損傷、便器のひび割れなど、原因が多岐にわたります。
水漏れの原因がタンク内の部品劣化の場合、ご自分で交換することもできますが、給水管や止水栓が原因の場合、ご自分で修理はできません。
そのため、依頼して修理することがほとんどだと思います。
各都道府県の自治体に「水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)」の認定を受けている水道修理業者であれば、給水管や止水栓の施工も水道法に則り安全に行えます。
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トイレのつまり
トイレからゴボゴボと異音がしたり、排泄物やトイレットペーパーが流れにくくなっていたりする場合は、排水管内でつまりが進行しているかもしれません。
軽度のつまりならラバーカップなどでご自分で対応できます。
しかし、排水管の奥でつまっているときやつまりの原因が異物のときは、ご自分での対処は難しく、依頼が必要になります。
水道修理業者ではローポンプを使用したり、トイレを脱着してつまりの原因物を取り出したりすることで、確実につまりを除去します。
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依頼できる内容②トイレ本体の交換

経年劣化によってトイレ本体やタンクが古くなると、水漏れや排水不良などの不具合が発生しやすくなるでしょう。
水道修理業者では、古いトイレの取り外しから新しいトイレの設置までを一貫して行えます。
トイレは日々進化しており、最新型のトイレが数年ごとに発売されています。
最新型のトイレは既存のトイレとは違う構造をしており、設置には専門知識が求められることも少なくはありません。
そのため、最新型のトイレにも対応できるように研修制度が設けられており、お客様のご要望にお応えできる体制を整えています。
また、施工時には排水の勾配や設置位置、床の状態などを確認し、ご家庭の構造に合った取り付けを行います。
そして、取り付け後は水を流して水漏れが起こらないかをしっかり確認してから引き渡しを行うため安心です。
依頼できる内容③トイレのリフォーム

トイレのリフォームは、トイレ空間全体を快適に整えるための工事です。
水道修理業者では、トイレ本体の交換に加えて壁紙や床材の張り替え、収納棚の設置、手洗い器の交換など、幅広い施工に対応しています。
リフォームをした後のトイレは、見た目がきれいになるだけではありません。
ライフステージに合わせて、高齢の方やお子様のいるご家庭では、手すりの取り付けや段差の解消などのバリアフリー化することで、利便性が大幅に向上します。
また、壁紙や床板が変わることでニオイ・黄ばみなどが消え去り、トイレが清潔感に溢れます。
そして、掃除のしやすさの向上など、日常の使い勝手を改善する効果もあるのです。
依頼できる内容④給水管や排水管の修理・交換

「トイレの水漏れ」でもご紹介した通り、水道修理業者は給水管の修理や交換を行っておりますが、給水管だけではなく排水管の修理や交換もできます。
実は4種類ある!水道管の種類と水道修理業者の対応範囲
給水管とは水道管の一つで、水道管は「導水管」「送水管」「配水管」「給水管」の4つの配管の総称です。
水道修理業者で修理が行えるのは給水管の一部のみで、その他の水道管は、各都道府県の水道局が修理や交換を行います。
給水管は「配水管(道路の下などにある)~水道メーターまでの給水管」と「水道メーター~ご自宅敷地内の給水管」の2つに分かれており、水道修理業者で修理や交換が行えるのは、後者の「水道メーター~ご自宅敷地内の給水管」です。
前者の「配水管~水道メーターまでの給水管」は、その他の水道管と同様に各都道府県の水道局が修理や交換を行います。
なお、給水管の修理や交換は水道法によってルールなどが定められているため、各都道府県の自治体から認定を受けた、「水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)」しか行えないという決まりがあります。
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給水管や排水管の対応範囲
水道修理業者(水道局指定工事店)は、見える範囲の給水管や排水管だけではなく、壁の中や床下などの見えない場所に施工されている給排水管の修理・交換にも対応しています。
給水管や排水管は長年の使用で劣化し、サビや腐食による水漏れが発生することがあるのです。
劣化で起こる症状はさまざまで、「断裂」「亀裂」「破裂」「ピンホール」といった状態が挙げられます。
これらのどの症状が原因の場合も、修理や交換が可能です。
また、交換の場合は全体的な交換だけではなく、一部分のみを交換という対応も行っています。
給水管や排水管を引き直すと膨大な費用が発生するため、費用に不安を覚えたときは部分的な交換ができないか相談してみてください。
最善の提案があるはずです。
関連記事:水道管が破裂したときの対処法とは?修理にかかる時間や注意点などとあわせて解説
依頼できる内容⑤ペーパーホルダーの交換

ペーパーホルダーの交換は簡単そうに見えますが、壁紙の下にある下地によって取り付け方法が異なるという意外性を持つため、ご自分で行うと失敗しやすい作業です。
また、下地の種類が分かっている場合でも、木材であれば簡単に取り付けられますが、コンクリートや石膏(せっこう)ボードの場合、木材のようにはいきません。
取り付けに失敗すると壁に不要な穴を開けてしまったり、穴を開けられず頓挫(とんざ)したりするということも少なくはありません。
水道修理業者では、ペーパーホルダーの交換も行っております。
施工の際は取り付けのために必要な穴のみを開け、既存の穴が不要の場合はきれいに隠すこともできます。
最近では棚付きやスマートフォン置き場付きのペーパーホルダーも人気があり、既存のシンプルなものから交換するご家庭も増えてきているのです。
ペーパーホルダーの見た目を変えるだけでもトイレの印象が明るくなり、気分よく利用できる空間に仕上がります。
依頼できる内容⑥壁紙の張り替え

トイレの壁紙は、湿気や汚れの影響を受けやすく、カビ・黒ずみ・黄ばみが目立ってくることがあります。
これらの症状はトイレの見栄えを悪くし、清潔感も損なうため、トイレの壁紙のみを交換する方もいらっしゃいます。
水道修理業者は水まわりリフォームも手がける業者が多く、壁紙の張り替えというご依頼も可能です。
トイレの壁紙は種類が多く、貼り方もバリエーション豊富です。
全体はダークカラーに整え差し色として明るい色を一部に取り入れたり、ご自分が好きなキャラクターデザインのものを空間全体に貼ったりと、アレンジは無限大◎
しかし、どんなにおしゃれな壁紙も、貼り付けのときにシワが寄っていたり、隙間ができてしまっては仕上がりの良さが損なわれます。
施工の際は下地をしっかり整えるため、仕上がりがきれいで長持ちしやすくなるでしょう。
依頼できる内容⑦床の張り替え

トイレの床は、水漏れや湿気の影響で傷みやすい部分です。
床が沈むように感じたり、ふやけてブヨブヨしたりする場合は、床下で腐食が進行している恐れがあります。
意外に思うかもしれませんが、水道修理業者に依頼すれば、床板やクッションフロアの張り替えだけではなく、下地や基礎部分の補修まで対応してもらえます。
給水管や排水管は、床下を通っていることがほとんどです。
そのため、水漏れが起こると見えない部分で被害が進行し、表面的な張り替えだけでは問題が解決しないことがあります。
このような場合、下地や基礎といった部分の補修も行っているのです。
また、リフォームのために作業を行うこともあります。
依頼できる内容⑧ドアの交換

トイレのドアの交換も水道修理業者では行っています。
トイレのドアは経年劣化で動きが鈍くなったり、力を入れないと動かなくなったりなど、トラブルが発生することがあります。
ドア自体に問題が起こっていない場合でも、鍵の開閉ができなくなることもあるでしょう。
このような場合、ドアだけの交換を検討されるご家庭は少なくありません。
また、バリアフリーや車いすに対応させるためにドアだけ交換するケースもあります。
開き戸⇔引き戸への交換、開き戸⇔開き戸の交換など、さまざまなドアへの交換に対応しています。
依頼できる内容⑨収納棚の交換・設置

トイレにはトイレットペーパーや生理用品、掃除用品など、多くの物が置かれています。
これらの物は全て必要ではあるものの、見える状態で置くと見栄えが悪く、できれば隠したいと考えることがありますよね。
置きっ放しにしているとトイレ空間が狭くなってしまうので、こちらの理由で収納スペースが欲しいと考えることもあるのではないでしょうか。
水道修理業者では、トイレの広さや壁の強度を考慮しながら、収納棚を設置できます。
また、既存の収納棚の交換や撤去という作業も可能です。
埋め込み式の収納棚はトイレ空間を広々と利用でき、キャビネットタイプの収納棚は収納力抜群で多くの物を収納できます。
利便性の向上だけではなく、トイレがスタイリッシュになるのも収納棚を設置する魅力の一つです。
依頼できる内容⑩照明の変更

トイレの照明を変えるだけでも、トイレ空間の印象は大きく変わります。
また、LED照明への変更は省エネ効果が高く、電気代の節約といった効果もあります。
水道修理業者は、水まわり設備の代表格であるトイレ空間のプロです。
一見水まわりと関係がないように見える、トイレの照明交換も対応しています。
ただし、照明の設置・交換は感電リスクや法的なルールがあり、電気工事士の資格を持った作業員が対応する必要があります。
そのため、外注業者を手配し作業を行うケースもあるでしょう。
照明を設置・交換したいときは、まずは相談してみるのがおすすめです。
暮らしを支える水道修理業者の役割

水道修理業者に依頼できる内容は、トイレの水漏れやつまりトラブルだけではありません。
各種設備の交換や内装リフォームなど、幅広い対応が可能です。
トイレは生活の基本を支える重要な場所です。
トラブルが即日で解消したり、利便性が向上したりすることは、快適で安全な暮らしを守ることにつながります。
私たちみんなの町の水道職人は、地域密着型の水まわり専門業者として、お客様の暮らしに寄り添い、安心できる住まいづくりをお手伝いしています。
トイレの水漏れやつまりトラブルの解消、リフォームなど、水まわりのことならどんなお悩みでもお気軽にご相談くださいませ。