水道水が茶色に濁ったときの原因とご自宅でできる対策【水道職人:公式】|みんなの町の水道職人

水道水が茶色に濁ったときの原因とご自宅でできる対策【水道職人:公式】

ご自宅の蛇口をひねったとき、水が茶色く濁っていると不安になりますよね。

今はキレイな水しか出ていなくても、もしかしたら将来蛇口から濁った水しか出てこないかもしれないという不安を抱えている方もいらっしゃると思います。

特に、三重県亀山市で11月1日より発生している水道水の濁りのニュースを見ている方は、ご自分が住んでいるエリアも他人事ではないという考えが過ることもあるでしょう。

三重県亀山市では、約2700世帯で水道水が茶色く濁る事態が発生しており、水まわり設備の劣化や錆びのリスクが改めて社会問題となっています。

今回は、水道水が茶色になる原因や、ご家庭でできるチェックと対策、そして安心して水道水を使用するためのポイントについてご紹介します。

水道水が茶色に濁る理由

水道水が茶色(赤褐色)に変色するのは、何らかの物質が水の中に混ざっているサインです。

そして物質が混ざる原因は、大きく分けて3つあります。

【水道水が茶色く濁る主な原因】

  • 錆びの影響
  • 水道本管の工事の影響
  • ご自宅の配管の劣化

混ざっている物質は鉄やマンガン、錆びなどが多いと考えられています。

これらの物質は水の通る配管や、浄水の過程で堆積していたものが剥がれて混ざる可能性が高く、結果、蛇口から濁り水が出てしまうのです。

また、集合住宅の場合は貯水槽やタンクの汚れが原因というケースもあります。

濁った水が蛇口から出てくると焦るものですが、対策を講じるためにも、まずは原因を把握しておくことが重要です。

なぜ配管の錆びや汚れが水に影響するのか

配管には鉄管や鋳鉄(ちゅうてつ)管など金属で作られた配管が使用されている場合があり、年月とともにその内部に錆びや堆積物がたまっていきます。

水流の変化や圧力の変化、工事などの影響でその錆びや堆積物が剥がれ、流れ出すと水中に混ざることで「茶色い水」として現れます。

さらに、水源からご自宅までの配管の長さや材質、使用頻度、ご自宅の位置などが影響して、同じ市内でも影響の度合いが異なる場合があります。

また、地震などの自然災害で給水が止まった場合、浄水場からの送水が再開された際や配水管の洗浄が行われた後に、一時的に濁りが出ることも考えられます。

ご家庭でできる初期チェックと応急対応

普段と異なる色の水が出たら、生活用水(飲用・調理・洗濯など)としての使用を一旦控え、ご自宅内で別の蛇口を開けて色がどう変化するか観察しましょう。

例えば、少量をバケツに出し続けて色が無色透明に戻らないようであれば、「配管内の錆びや汚れが流れている」というサインです。

出る水の勢いや色が変わらない場合は、流し続けても改善しないことがあるので、水道修理業者やお住まいの自治体の水道局に相談した方が良いでしょう。

水道の本管で濁り水が発生している場合、自治体の水道局から案内が出ている可能性があるので、案内に従ってください。

状況次第では数日~数週間、水道が使用できない可能性もあります。

生活に必要な分の水を買い出したり、給水所の情報を調べたりしましょう。

また、濁り水の原因が水道本管にある場合、ニュースでその情報を得た者の詐欺が横行することがあります。

突然の訪問販売や押し売りに注意し、必要に応じて消費者ホットラインや最寄の警察署にご相談ください。

11月1日に発生した三重県亀山市の濁り水では、亀山市のホームページで情報を掲載・更新しているため、「今取るべき行動」や「今後の動き方」を確認できます。

なお、屋外のホースや散水栓があるご家庭では、ホース内の水を抜き、ホースを外して保管する・蛇口に保温材を巻くなどの工夫も施しましょう。

寒い時期には水道の凍結リスクが発生します。

濁り水がたまった状態のまま放置してしまうと水道凍結の可能性もあるため、対策を講じておきましょう。

参考:濁り水に関する対応等について(11月8日15時現在)┃亀山市

設備としての水まわり管理の重要性

濁り水の発生は水道本管だけのトラブルではありません。

ご自宅の水まわり設備の劣化で発生することがあります。

ご自宅の水まわり設備が良好な状態であることが、変色などのトラブルを防ぐ大きな柱になります。

例えば、給水管や蛇口が古くなっていたり、金属管が使用されていて腐食が進んでいたりする場合には、定期的な点検が必要です。

さらに、配管が露出していて風や寒さ、紫外線の影響を受けやすい場所では、保温・保護対策を施すことも錆び発生の抑制につながります。

設備の老朽化は避けられません。

しかし、日常のメンテナンスで延命できるケースも少なくはありません。

設置環境の調査や定期的な掃除、目視でのトラブル確認といった予防が、発生後の対応よりもはるかにコストを抑えられます。

関連記事:水道の蛇口から水漏れ!?修理か交換か正解を見極めよう

水道修理業者への相談タイミング

濁り水が出続ける、水の味やニオイが変わった、ご自宅内の複数蛇口で同様の症状が出ているなどの場合には、水道修理業者へ相談することをご検討ください。

錆び発生や配管の劣化が進んでいる場合は、ご自身だけではトラブルの判断ができない部分も多いため、プロの目線による早めの対応が安心につながります。

相談時には「どの蛇口で」「いつから」「どんな色か」「どのくらい出たか」「普段と何が違うか」などを整理して伝えると、水道修理業者は原因特定がしやすくなるでしょう。

私達みんなの町の水道職人では、このようなご相談を通じてご家庭の水まわりを守るお手伝いをいたします。

お困りの際は、お気軽にご相談くださいませ!

なお、ご自宅の水まわり設備ではなく、水道本管でのトラブルが原因だと確定している場合は、お住まいの自治体の水道局へご相談ください。

関連記事:トイレの水漏れやつまりの修理だけじゃない!?水道修理業者に依頼できる内容とは

長期的な水道の安心のために今できること

水道水が茶色に濁る現象は、ご家庭の生活に直結する問題です。

だからこそ、発生してから慌てるのではなく、変化がないか常に目を配る習慣をもつことが大切です。

例えば、お子様が水道を使用したあとに「いつもと色が少し違う」と気付いたとき、軽く水を流して変化を確かめるだけでも予防につながります

また、水まわり周辺において設備の取扱説明書を確認し、保温材を巻いたりホース取り外したりして、本格的に寒くなる季節になる前に対策しておくと安心です。

ご家庭での小さなひと手間が、トラブルの発生を遠ざけ、安心して水道を使用できる環境を支える基盤になります。

なお設備の老朽化に不安があると感じたら、水道修理業者に相談することもご検討ください。

水道・水まわり設備が健全であれば、色・味・ニオイといった違和感に早く気付きやすくなり、結果として修理に係るコストと時間の両面でメリットを生み出します

濁り水の対策は日ごろの点検が鍵

三重県亀山市のように水道水が茶色に濁るという出来事は、決して他人事ではありません。

この現象は、ご家庭で長年使用してきた配管や設備が「そろそろメンテナンスを求めている」というサインとも受け取れます。

濁り水が出たときには、まず落ち着いて状況を把握し、状況に応じて水道修理業者に相談してください。

また、普段から水まわり設備をチェックし異変に備えることで、被害を未然に防いだり、被害拡大を防げたりすることがあります。

この機会に水まわり設備の状態を見直して、ご家庭の暮らしを守る第一歩を踏み出してみませんか。

監修者

甲斐 祐耶

主任

甲斐 祐耶

《略歴》

2019年から株式会社N-Visionにて水道メンテナンス業に従事。
社内研修をクリアした高い専門性を有し、水漏れやつまりなどの水道トラブルを累計1,000件以上解決してきたプロフェッショナル。
業界未経験から実績を積み上げ主任に昇格し、お客様からの評判もよく、社内での信頼も厚い。
キッチン・水道管の水回りトラブルでお困りでしたら「みんなの町の水道職人」にお任せください。

いますぐお電話 0120-492-315 年中無休 24時間受付 お見積り無料