夏の水道から温水が出る原因と対策!冷たい水を使うためにできること【矢野】|みんなの町の水道職人

夏の水道から温水が出る原因と対策!冷たい水を使うためにできること【矢野】

こんにちは、水道職人の矢野です。

夏に水道から水を出すと温水しか出なくて驚くことがあります。

水の給水栓は開いていて、レバーも水の方に向いているのに温水しか出ず、何が原因か考えることもあるでしょう。

夏の水道から温水が出る原因には、夏の気温の影響や蛇口の故障、水道管の凍結が挙げられます。

今回は、夏の水道から温水が出る原因について解説していきます。

夏の影響

水道水は気温や地温の影響を受けます。

水道管が露出している場合や、貯水タンクなどが太陽光を浴びる場所に置かれている場合、太陽光の熱で温められ、水道管を通る水や、貯水タンクの中に貯まっている水の水温は上昇します。

水道管や貯水タンクなどが太陽光を浴びない環境にあるときは、地温や照り返しの影響を受けていることが考えられるでしょう。

地温とは地表や地中の温度のことで、太陽光を浴びない場所でも、気温に伴い上昇する場合があります。

同じ現象により、冬は水道水の温度が下がるのです。

蛇口の故障

蛇口に混合栓を使っている場合、カートリッジが故障している可能性があります。

混合栓のハンドル根元付近にはカートリッジが設置されており、このカートリッジは水温の調整をするために必要なパーツです。

ハンドルが水の方を向いているのに温水が出る場合、カートリッジが故障し、水と湯の切り替えができなくなっているかもしれません。

混合栓のカートリッジはご自分で交換できますが、みんなの町の水道職人などの水道修理業者にご依頼いただくこともできます。

水道管の凍結による影響

寒冷地や大雪が降った年、寒波が襲来した年など、水道管が凍結し水が出なくなることがあります。

水道管の凍結を解消させた後に、水道が出ないなどのトラブルに気が付いたときは、冬の間に対処ができます。

しかしトラブルが水だけに起こっていた場合、気温が上がるまで気がつかないことがあるでしょう。

また凍結したことにより水道管が損傷を受け、時間が経ってからトラブルが出てくることもあるのです。

水道管が原因の場合には、みんなの町の水道職人などの、自治体に指定を受けた給水装置工事事業者に依頼をする必要があります。

夏場の温水対策

夏場の太陽光や気温が原因の場合、水道管の断熱を施したり、水道を朝夕の比較的気温が低い時間帯に使うことで、温水対策ができるでしょう。

断熱対策

断熱の対策を施すことで、水道管が温められることや、水道管の保護にも繋がります。

現在流通している水道管の多くは、樹脂が素材になっています。

樹脂製の水道管は、鉄製の水道管や鉛製の水道管と比べてサビが発生しにくく、耐用年数も長いですが、熱や紫外線に弱い特性をもっているのです。

そのため、むき出しになり太陽光や紫外線を浴びる環境になると劣化していき、亀裂などの損傷が起きるでしょう。

水道管の断熱対策には、保温材が効果的です。

保温材は水道管の凍結予防のイメージが強いかもしれませんが、水道管全体を覆い外部刺激から守る働きがあるため、断熱材としても使うことができます。

水道を使う時間を変える

夏場は汗を流すために起きてからシャワーを浴びることや、外出から帰ってきてからシャワーを浴びることがあるでしょう。

またご自宅でのプール遊びで水道を使うこともあります。

朝や夕方は気温が日中に比べて下がるため、水温も日中より下がることがあります。

特に朝は、夜の間に地表や地中、貯水タンクなども冷えていくため、水温も下がりやすくなるでしょう。

ただし、春や秋の気温が低い日と同じような水温を想像していると、温水と感じることがあります。

またご自宅でプール遊びをする場合、水を貯めたときは適温でも、時間が経つにつれて水温が上昇する場合があります。

プール遊びをする前に水温の確認をした方が良いでしょう。

すぐに冷たい水を使いたいとき

身体を冷やしたいなどの理由で、すぐに冷たい水を使いたいこともあるでしょう。

少量の場合、空のペットボトルなどに水を入れ、冷蔵庫で冷やしておくことができます。

クーラーボックスがあるときは、冷蔵庫の代わりに保冷としてクーラーボックスを使うこともできるでしょう。

クーラーボックスには水を冷やす効果はないですが、冷たい水の保存に効果的です。

大量に冷たい水が必要なときは、比較的水温が低い時間帯の内に、浴槽に水を張っておくことで、水温が低い水を確保できます。

ただしご自宅の浴室の環境次第では、浴槽の水の水温が上がってしまうことがあるでしょう。

まとめ

夏場の水道水の水温上昇は、多くのご家庭で起こる現象です。

原因としては夏場の太陽光や外気温、蛇口のカートリッジの故障、冬場の凍結の影響が挙げられます。

夏が理由の水温上昇は、断熱の対策を施すことや、水道を使う時間を変えることで対処できます。

カートリッジの故障や凍結が影響している場合、みんなの町の水道職人などの給水装置工事事業者に、修理や点検の依頼をすることがおすすめです。

暑い夏を乗り切るために、冷たい水は必要アイテムでしょう。

対策や改善を行うことで、酷暑の水環境を快適にしてください。

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