
蛇口を触ると手がベタつく、見た目がくすんでいると感じたことはありませんか。
毎日使用する蛇口はキッチンや洗面所などに設置されており、油分や水垢、洗剤などが付着しやすい環境です。
これらが原因による汚れを放置すると蛇口がベタ付くようになっていきます。
そして、このベタつきは衛生面の問題だけでなく、水漏れやサビの原因にもつながることがあるのです。
今回は、蛇口のベタつきが起こる原因とその対策についてご紹介します。
目次
蛇口がベタベタする原因とは

蛇口がベタつく主な原因は、油汚れや皮脂、洗剤の残留、そして水垢です。
キッチンでは調理中の油が空気中に飛び散り、蛇口の表面に付着します。
特にガスコンロやIHコンロの近くにある蛇口は、知らず識らずの内に油膜で覆われてしまうことがあるのです。
洗面所では、手洗いや洗顔の際に付着した皮脂やハンドソープ、洗顔料、クレンジングの成分が原因でベタつきが発生します。
これらが乾いて酸化し、時間が経つにつれてベタベタした感触に変わっていくのです。
さらに、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が乾燥すると、水垢として白く残ります。
この水垢に油や石けんカスが絡むと、ベタつきがより落としにくくなるでしょう。
ベタベタを放置すると起こること

蛇口のベタつきをそのままにしておくと、見た目が悪くなるだけではなく、水漏れなどさまざまなトラブルを招きます。
また、油膜や皮脂はホコリを吸着しやすく、菌の繁殖を助ける環境をつくります。
その結果、ヌメリやカビが発生しやすくなり、衛生的にも良くありません。
油汚れや水垢が蓄積すると、金属表面のメッキ部分が劣化し、くもりや腐食が進むことがあります。
これは蛇口本体の寿命を縮める原因にもなってしまうでしょう。
蛇口や水まわりの美しさを保つためには、定期的な掃除が欠かせません。
蛇口の正しいお手入れ方法

蛇口のベタつきを落とすには、汚れの種類に合った方法で掃除することが大切です。
中性洗剤
油汚れや皮脂汚れには中性洗剤が効果的です。
柔らかい布やスポンジに薄めた洗剤を含ませ、やさしく拭き取ります。
その後、水でしっかり洗剤を洗い流し、乾いた布で水分を拭き取ることがポイント◎
重曹やクレンザー
頑固なベタつきやくすみには、重曹やクレンザーを使用すると良いでしょう。
重曹の場合、少量の水でペースト状にし、汚れ部分に塗って数分置いてから拭き取ると、油分と水垢を同時に落とせます。
クレンザーの場合、軟らかいスポンジなどに塗布し優しく擦り、その後しっかりと水で洗い流してください。
ただし、メッキ加工された蛇口の場合は研磨剤入りのクレンザーや硬いスポンジの使用は避けましょう。
傷がつき、光沢が失われる原因になります。
ベタつきを防ぐ日常の習慣

蛇口をきれいに保つには、汚れをためないことが最も効果的です。
使用後に軽く水拭きして乾いた布で仕上げるだけでも、ベタつきや水垢を大幅に防げます。
特に調理後や洗面後など、汚れがつきやすいタイミングでひと拭きする習慣をつけましょう。
また、定期的に重曹やクエン酸(お酢)を使用したナチュラルクリーニングを取り入れることで、環境にも優しいお手入れが可能です。
お子様やペットがいるご家庭でも安心して実践できます。
掃除してもベタベタが取れないときは

しっかり掃除しても蛇口の表面がくすんでいたり、油膜が残っていたりする場合は、メッキ部分の劣化や内部の水漏れが関係していることもあります。
内部で微量の水が滲んでいると、湿気によってホコリや汚れが付着しやすくなってしまうのです。
このような場合は、蛇口のパッキンやバルブカートリッジの交換が必要になるでしょう。
ご自宅での掃除では改善しない場合や、蛇口の根元からのベタつきが続く場合、パッキン・バルブカートリッジを交換しても改善しないときは、水道修理業者への点検依頼をおすすめします。
表面的に水漏れが発生していないからと放置すると、水漏れや腐食が進み、蛇口交換が必要になることもあるため、早めの対応が安心です。
関連記事:水道の蛇口から水漏れ!?修理か交換か正解を見極めよう
清潔な蛇口で快適な暮らしを

蛇口のベタつきは、油や皮脂、水垢などが重なって起こる身近なトラブルです。
お手入れの方法が分からないと思うかもしれませんが、日常のちょっとしたケアで防げ、見た目の清潔感も保てます。
ただし、こまめにお手入れしていてもベタつきが発生する場合や、汚れを長期間放置してしまった場合は、内部の劣化に発展している可能性があります。
このような場合は、水道修理業者に点検や修理を依頼することをご検討ください。
みんなの町の水道職人水では、蛇口の修理や交換、水まわり全体の点検にも対応しています。
お見積もりやお見積もり後のキャンセルは無料!
まずはお気軽にご相談くださいませ。
「最近蛇口がベタベタする」「見た目がくすんできた」と感じた方は、早めの対策で快適な水まわり環境を取り戻しましょう。