お風呂の排水口つまりに重曹が効果的って本当? その理由と使い方を解説!|みんなの町の水道職人

お風呂の排水口つまりに重曹が効果的って本当? その理由と使い方を解説!

お風呂の排水口は、汚れや体毛などが流れる機会が多く詰まりやすい場所のひとつです。今回はお風呂の排水口がつまったときに効果的とされる重曹の効果と使い方について解説します。

お風呂掃除を怠っていた方や、排水口のつまりに気付いていたものの、放置していた方はぜひ参考資料のひとつとして本記事をお役立てください。

お風呂の排水口 つまりの原因とは?

お風呂の排水口がつまるのは、髪の毛などの体毛のほか、皮脂や石けん、シャンプーのカスが原因です。

つまりを放置し続けてしまうと、雑菌が繁殖し、カビや異臭などの二次トラブルにもつながります。

湯水を使う場所であり湿度が高くなるお風呂の排水口は、意識的に掃除することが大切と言えるでしょう。

お風呂の排水口には重曹+クエン酸がおすすめ

お風呂の排水口は髪の毛などの体毛や皮脂などが付着することから、汚れやすくつまりやすい場所であると考えられます。しかし、長期的に放置していた場合、なかなか掃除をする気になれない方も多いのではないでしょうか。

そのようなときは、重曹とクエン酸を使った掃除を試してみましょう。ここでは重曹とクエン酸それぞれの概要と2つを合わせる理由、総じて順についてご紹介します。

重曹の概要

重曹は、料理に使うふくらし粉のことで、正式名称を炭酸水素ナトリウムと呼びます。重炭酸ソーダと呼ばれることも多いことから、重曹と略称で呼ばれるようになりました。なお、重曹には6つの特徴があります。

・弱アルカリ性物質である
・消臭効果を得られる
・吸湿効果を得られる
・発泡作用、膨張作用がある
・研磨作用が高い
・小さい子どもがいても使いやすい成分である

近年では100円均一のお掃除コーナーでも取り扱われるようになった重曹ですが、その理由は、上述した特徴によって掃除用品としても活用可能とされているためです。

皮脂や石けんカスなどに効果があることから、お風呂の排水口をきれいにしたいときこそ用意したい道具と言えるでしょう。

クエン酸の概要

クエン酸はレモンなどの柑橘系に含まれる成分です。弱酸性であることから、アルカリ性の汚れに効果的です。

排水口の汚れは主に酸性であるため、クエン酸を単体で使っても効果を得ることはできません。しかし、排水口に付着した水アカや金属石けんなどのアルカリ性汚れには強いため、掃除の際は重曹と合わせて用意したい道具のひとつです。

重曹とクエン酸を合わせる理由

酸性汚れに強い重曹と、アルカリ性汚れに強いクエン酸を、なぜ合わせて使うのでしょうか。その理由は、酸性とアルカリ性によって起きる化学反応によって、汚れを浮かせる効果を得られるためです。

重曹とクエン酸を合わせると、次第に泡が発生します。この化学反応を中和反応と呼び、それぞれがそれぞれを打ち消そうとします。

この発泡作用によって汚れを浮かせる効果が得られることから、重曹とクエン酸を合わせた掃除方法がスタンダードになっているのです。ゴム手袋をしても、汚れの付着した排水口には異臭が漂います。

近づいて掃除することを避けたい人や、手軽に掃除をしたい方にはおすすめの方法と言えるでしょう。

掃除手順

重曹とクエン酸を使ってお風呂の排水口を掃除する場合は、以下の道具を用意したうえで紹介する手順に沿って行いましょう。

用意する物
・重曹…100g
・クエン酸…50g
・40~50度ほどのお湯…コップ1杯
・掃除用の歯ブラシ
・ゴム手袋、マスク

掃除手順
1.排水口カバーやゴミ取りフィルターなどの部品を取り外す
2.外した部品に付着した汚れやゴミを取り除く
3.外した部品、排水口に重曹とクエン酸をかける
4.低い位置からゆっくりとお湯をかける
5.30分ほど置いておく
6.発泡作用が落ち着いたら、それぞれをぬるま湯ですすぐ
7.歯ブラシを使ってきれいに汚れを落とす
8.取り外した部品を元の位置に戻す
9.排水を確認する

なお、汚れに対して発泡効果が弱いときは重曹、クエン酸の量を調節しましょう。

排水口の頑固な汚れやつまりを取り除く方法

排水口の汚れには重曹やクエン酸が効果的であっても、排水口の奥に頑固な汚れが付着していたり、つまったりする場合はこの方法では解決できません。そのようなときは、汚れやつまりの原因を取り除く効果的な方法を3つ取り入れてみましょう。

パイプクリーナーを使う

ホームセンターやドラッグストアで簡単に購入できるパイプクリーナーは、トイレ以外の水周りに発生したつまりや汚れにおすすめの道具です。

使用方法はキャップを開けて排水口に液体を注いだら、パッケージに記載された時間放置します。特殊な薬剤によって汚れや詰まりの原因を分解するので、どれだけ汚れた排水口の奥でも手を汚さずにきれいにできます。

ただし一定時間放置する必要があるため、パイプクリーナーを使用する際は、ご家族にパイプクリーナーを使う旨を共有しておくと安心です。

ワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシは、ワイヤーの先にブラシが付いた道具です。ホームセンターやドラッグストアで取り扱われるもので、1,000~2,000円ほどで購入できます。

排水口のお手入れを一切しておらず、異臭やつまりなどの症状が見られるときは、ワイヤーブラシを排水口に差し込み、ブラシを使って直接汚れを取り除くと良いでしょう。

ラバーカップを使う

ラバーカップはゴム製のカップとプラスチックの柄が付いた道具です。ホームセンターやドラッグストアに行くと1,000円ほどで購入でき、あらゆる排水口のつまりにも効果を発揮します。
ラバーカップの使い方は、洗い場の排水口にビニール袋などで栓をし、お湯を溜めます。

ビニール袋を取り外して湯水が流れると同時に、ラバーカップを排水口に当てて、排水を止めます。空気を排水口に数回送り込んだら、ラバーカップを一気に引き離してください。

ラバーカップは空気を送り込む力ではなく、引く力が汚れを取り除くコツです。数回同じ動作を繰り返せば、湯水と一緒に汚れやつまりの原因も流れ、排水が改善するでしょう。

排水口の汚れを予防する方法

せっかくきれいにしたお風呂の排水口。しかし、以前と変わらず掃除を放置していれば、また同じように汚れが付着してしまいます。排水口の汚れやつまりの発生を防ぐためには、以下3つの方法を試してみましょう。

体毛はこまめに取り出す

排水口やゴミ取りフィルターに体毛が付着した場合は、気付いたときに取り除くよう心がけましょう。意識的に取り除くことで、排水口や排水口の奥もきれいに保てます。

入浴が終わったら体毛は取る、すぐに捨てられるよう浴室の側にゴミ箱を置いておくことで、簡単に清潔な排水口を維持できるでしょう。

アルミホイルを使う

排水口をきれいに保ちたいときは、まるめたアルミホイルを置いておくのもおすすめです。アルミホイルに水が付着すると金属イオンが発生し、水アカやカビなどによるぬめりを予防できます。

この方法はお風呂場のほか、シンクでも活用できるので、きれいに保ちたい水周りにはまるめたアルミホイルを2つほど置いておくと良いでしょう。

使用後は掃除を心がける

お風呂を使用したら、その都度掃除するのも効果的です。入浴によって浴室は湿度が高くなっているため、汚れを落としやすいタイミングでもあります。汚れが気にならないときは、60度に設定した熱湯を浴室全体にかけると、赤カビやぬめりを予防できます。

まとめ

お風呂の排水口がつまったときは、重曹とクエン酸による発泡作用できれいにする事が可能です。ただし、排水口の奥にこびりついた頑固な汚れやつまりがある場合は、この方法では解決できません。

もし、頑固な汚れやつまりによって排水に違和感があるときは、本記事でご紹介した方法を取り入れてきれいな排水口を取り戻しましょう。

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