水まわり掃除は労力が必要なもので、好きじゃないという方が多くいらっしゃいます。
それでも不衛生な環境にしないために、気合を入れて取りかかりますよね。
大変であればあるほど、終わった後の爽快感や達成感があるもので、きれいになった水まわりを見ると、「掃除して良かった!」という気持ちになりませんか?
しかし、水まわりの掃除はきれいにするための行動が、逆効果となってしまうこともあるのです。
今回は、水まわり掃除の4つのNG行動についてご紹介します。
NG1:蛇口(水栓)に水をかける
蛇口の水垢を落とす目的や、蛇口に付着した洗剤を落とす目的のために、蛇口に直接水をかけることがありませんか?
実はこれ、蛇口によっては破損につながる行動となるのです。
蛇口の中には「水かけ禁止」と記載のあるシールが貼られていることがあります。
このシールが貼られている蛇口は、水をかけることで蛇口の接続部分から水が入り、蛇口本体にサビやカビが発生することがあります。
また、サビた部分やカビができた部分は脆くなり、そこから水漏れに発展したり、折れてしまったりするのです。
水かけ禁止のシールが貼られている蛇口はハンドシャワータイプの物が多く、このタイプはシャワーホースが給水管(水道管)とつながっています。
そのため、ホースの出し入れをする部分にある隙間から水が入り込んでしまうのです。
結果、ホースにサビが発生したりカビが発生したりして、シャワーホースが折れてしまい、給水管から大量の水が漏れることもあります。
蛇口の汚れを掃除したいときは、布に水を含ませて拭き取るようにしてください。
NG2:洗面ボウルにメラミンスポンジ
メラミンスポンジは、水を含ませるだけで汚れを削り落とせる、研磨性を持ったとても便利なスポンジです。
茶渋といった洗剤では落としきれない汚れにも効果を発揮するため、愛用しているご家庭は多いのではないでしょうか。
メラミンスポンジが汚れ落としに適しているということで、さまざまな場所の掃除に活用している方もいらっしゃると思います。
しかし、メラミンスポンジを使用して洗面ボウルを掃除することは、おすすめできません。
洗面ボウルは表面に加工が施されていることがほとんどです。
加工が施されることで、水捌けが良く、ひどい汚れも付着しにくく、傷付きにくくなっています。
メラミンスポンジで擦ってしまうと加工が剥がれ、洗面ボウルの利点が消えてしまい、汚れやすくなってしまうのです。
また、洗面ボウルの光沢も加工によるものです。
メラミンスポンジで加工が剥がれてしまうと光沢が失われ、洗面ボウルはどんどん黒ずんでいってしまいます。
洗面ボウルは柔らかいスポンジと、研磨性のない洗剤で掃除しましょう。
なお、キッチンやお風呂場など洗面ボウル以外の水まわり設備も、材質によってはメラミンスポンジが使用できない可能性があります。
掃除する前にメラミンスポンジを使用して問題がない素材かを、確認した方が良いでしょう。
NG3:トイレの床に掃除機
トイレの床にはホコリや髪の毛、トイレットペーパーの破片などが落ちています。
これらの物を取り除くために、掃除機で吸い取っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこの行動は、トイレの雑菌を家中にばら撒いてしまうことになるのです。
トイレの床には、排泄物や吐しゃ物に含まれた雑菌が散らばっています。
また、尿そのものが飛び散っていることもあるでしょう。
トイレの床に掃除機をかけてしまうと、ヘッドやブラシに雑菌が付着して、掃除機を使用した場所にも付着します。
トイレの床に掃除機は使用せず、掃除シートで拭き取るようにしてください。
ルンバなどのロボット掃除機を取り入れているご家庭は、トイレに入り込まないようにトイレのドアを閉めておくようにしましょう。
掃除シートで掃除する場合には、ドライシートにクエン酸スプレーを吹き付けてから拭くことで、尿による汚れや臭いも除去できます。
NG4:お風呂場のドアの開けっ放し
入浴後やお風呂掃除の後に、換気のためにお風呂場のドアを開けっ放しにしていませんか?
この行動、湿気が脱衣所に充満してしまい、カビやシロアリが発生する原因となってしまうのです。
お風呂場の中には換気設備が付いているお風呂が多く流通していますが、脱衣所には換気設備が付いていないことがほとんどです。
脱衣所になにも置かれていないという場合には、壁に付着している結露を拭き取ることでカビやシロアリの予防ができます。
しかし、多くのご家庭では脱衣所に洗面台や洗濯機などの、水まわり設備が設置されています。
そして、隙間が必ず存在します。
この隙間部分にお風呂場から排出された湿気が入り込み、知らぬ間にカビが発生したり、シロアリが住み着いていたりするのです。
入浴やお風呂掃除の後は、お風呂場のドアをしっかりと閉めた上で、湿気がなくなるまで換気扇を回してください。
換気扇はないけれど窓があるという場合には、窓を開けましょう。
NGをなくしてトラブル回避!
今回ご紹介したNG行動は、掃除のときについしてしまいがちなことばかりです。
掃除することで水まわり設備の破損トラブルや、汚れが掃除するたびに落としにくくなるというトラブルが発生してしまうのは嫌ですよね。
きれいを維持するためのお役に立てば幸いです。
そして、NG行動で万が一水まわり設備のトラブルが発生した場合には、みんなの町の水道職人にお任せください!
ご連絡をいただけましたら、各地で待機している作業員が最短30分で駆けつけます。
水漏れ・つまりといったトラブルの対応や、洗面台の交換などは、みんなの町の水道職人にお気軽にご相談くださいませ。