
突然トイレを使用した際、タンクから「シューッ」「カタカタ」「ゴボゴボ」といった見慣れない音が聞こえると不安になりますよね。これらの異音は、トイレに何らかのトラブルが発生しているサインかもしれません。
しかし、多くの方はトイレタンクの構造をよく知らないため、どう対処すればいいのか分からないまま放置してしまいがちです。放置すると水漏れの悪化や水道料金の高騰につながる可能性があるため、対処法について知っておきましょう。
目次
トイレタンクから異音が聞こえる…その正体は?

トイレタンクから聞こえる異音は、実はトラブルの種類を教えてくれる貴重なサインです。「使えているから大丈夫」と放置せず、まずは音の正体を突き止めることが解決への第一歩となります。
トイレタンクの仕組みと異音が発生するメカニズム
トイレタンクは主に給水弁(ボールタップ)、フロート(浮き玉)、排水弁(フロートバルブ)などの部品で構成されています。水を流すレバーを操作すると、排水弁が開いてタンク内の水が便器に流れ、同時に給水弁が作動して新しい水がタンクに入ってくるという仕組みです。
こうした仕組みの中で、部品の劣化や故障、設置位置のズレなどが生じると、水の流れや圧力のバランスが崩れて様々な異音が発生します。たとえば、給水弁のゴムパッキンが劣化すると水漏れが起き、「シューッ」という音が聞こえるようになります。
また、フロートの位置が適切でないと「カタカタ」という音が、排水弁が完全に閉まらないと「ゴボゴボ」という音が発生するなど、異音の種類によって問題箇所をある程度特定できるのです。
いずれの異音も、早期発見、早期対処が重要です。「使えるから大丈夫」という考えで放置せず、適切な対応を取りましょう。
異音の種類別に見る原因と診断方法

トイレタンクから聞こえる異音は、音の聞こえ方によって原因がほぼ特定可能です。代表的な5つの異音とその原因、簡単な診断方法を紹介します。
シューッという音 – 水漏れの危険信号
トイレの水を流した後、あるいは何もしていない状態でも「シューッ」という持続的な音が聞こえる場合、主に給水弁(ボールタップ)の不具合が考えられます。給水弁が完全に閉まらず、わずかに水が漏れ続けている状態を示している音です。
給水弁のゴムパッキンの劣化や、弁内部にゴミがつまっているなどの原因が考えられます。タンクの蓋を開け、レバーを操作していないのにボールタップの根元から水が出ていないか確認してみましょう。
水漏れが続くと水道料金の無駄遣いになるだけでなく、最終的にはタンクから水があふれ出る可能性もあります。早めの対処が必要なサインです。
カタカタという音 – フロートの不調
トイレタンクから「カタカタ」という断続的な音が聞こえる場合、フロート(浮き玉)の動作不良が主な原因として考えられます。フロートはタンク内の水位を適切に保つための重要な役割を果たす部品です。
この音は、フロートが正しい位置で止まらず、給水弁との接触を繰り返すことで発生します。フロートのアームが曲がっていたり、フロート自体が破損していたりする可能性が高いです。
診断するには、タンクの蓋を開けて水を流し、フロートの動きを観察します。スムーズに上下せず、不規則に動いたり、途中で引っかかったりする場合は調整や交換が必要です。
ゴボゴボという音 – 排水弁のトラブル
トイレタンクから「ゴボゴボ」という音が聞こえる場合、排水弁(フロートバルブ)の不具合が疑われます。排水弁が完全に閉まらないため、タンク内の水がゆっくりと便器に漏れ出す際に空気が入ることで発生する音です。
主な原因としては、排水弁のチェーンの長さ調整不良や、弁自体の劣化が挙げられます。タンクの水を流した後、排水弁がしっかりと閉まるか、また便器内に水が少しずつ流れ続けていないかを確認しましょう。
この症状を放置すると、水の無駄遣いだけでなく、トイレの洗浄力低下にもつながるため、早めの対処が必要です。
ピーという高音 – 水圧異常の可能性
トイレタンクから「ピー」という高い音が聞こえる場合、配管内の水圧が異常に高くなっている可能性があります。給水管や給水弁に過度の負荷がかかり、振動すると発生する音です。
原因としては、水道本管からの水圧が高すぎる場合や、給水管内に空気が溜まっている場合などが考えられます。診断は少し難しいですが、浴室のシャワーやキッチンの水栓など家中の水圧が高いと感じる場合は疑ってみる価値があるでしょう。
長期間放置したままにしていると、配管や部品の劣化を早め、最悪の場合は水漏れや配管の破裂につながる恐れがあります。また、トイレ以外の水回り設備にも悪影響を及ぼす可能性があるため、専門家に相談することをお勧めします。
チョロチョロという音 – 持続的な水漏れ発生
トイレタンクから「チョロチョロ」という水の流れる音がする場合は、タンク内のボールタップやフロートバルブの故障による水漏れが発生している可能性が高いです。特に、レバーを操作していなくても音が出続けている場合は迅速に対応しなければいけません。
便器内に水が流れ続けていないか、タンク内の水位が通常よりも高くなっていないかチェックしましょう。タンク内の水位が高すぎる場合は、オーバーフロー管から水が流れ出てチョロチョロという音が鳴ることがあります。
明らかな水漏れを示す音ですから、放置すると水道料金の無駄遣いになるだけでなく、最終的にはタンクや周辺部品の劣化を早める原因となります。
トイレタンクの異音が招く3つのリスク

トイレタンクから異音が聞こえ始めたら、様々なリスクにつながるかもしれません。放置することで生じる主な3つのリスクについて解説します。
水道料金の無駄な上昇
トイレタンクの「チョロチョロ」という音は、多くの場合水漏れを示していると考えていいでしょう。一見小さな水漏れに思えても、24時間365日続くと驚くほどの水量になります。
「シューッ」というような継続的な音に変わった場合は、水漏れの量が増えているサインです。月に数千円、年間では数万円の水道料金の無駄遣いにつながるでしょう。
最近の水道料金が急に高くなったと感じたら、トイレタンクの水漏れを疑ってみてください。早急な対処が家計を守ることにつながります。
水まわりの劣化と故障の連鎖
トイレタンクの異音を放置すると、最初は小さなトラブルだったものが、徐々に大きな問題へと発展することは少なくありません。たとえば、給水弁の小さな水漏れを放置すると、水の継続的な流れによって弁の劣化が進み、最終的には完全に故障するといった具合です。
排水弁の不具合を放置すると、常に水が流れ続けることで便器内の汚れが蓄積しやすくなったり、タンク内の他の部品に負担がかかったりします。こうした「連鎖的な故障」は、最終的には修理費用の増大につながりかねません。
早期に異音の原因を特定し対処すれば、トイレ全体の寿命を延ばし、大きな修理費用を避けることができます。
突発的なトラブルと生活への影響
トイレタンクの異音を放置することで最も心配なのは、予期せぬタイミングでの大きなトラブル発生です。たとえば、水圧の異常を示す「ピー」という音を放置していると、配管が破裂して大規模な水漏れが発生するリスクがあります。
また、排水弁の不具合から「ゴボゴボ」という音が続いていると、突然トイレが使えなくなる可能背もゼロではありません。特に来客時や夜間、休日などにこうしたトラブルが発生すると、生活に大きな支障をきたします。
トイレは家庭において最も重要な設備の一つです。異音というわかりやすい警告サインを見逃さず、トラブルが大きくなる前に対処することが、快適な生活を維持するためにも重要です。
自分でできるトイレタンクの異音対処法

トイレタンクから異音が聞こえ始めたら、まずは自分でできる対処法を試してみましょう。特別な道具がなくても実施できる基本的な点検・調整方法を紹介します。
タンクの蓋を開けての基本点検方法
トイレタンクの異音対処の第一歩は、タンクの蓋を開けて内部をチェックすることです。作業の前に手を洗い、蓋を慎重に持ち上げて安全な場所に置きましょう。
まず、タンク内の水位を確認します。適切な水位は通常、オーバーフロー管の上端から約2~3cm下の位置です。水位が高すぎる場合は、フロートの調整や給水弁の確認が必要です。
次に、各部品の状態を目視で確認します。ボールタップ、フロート、排水弁などに明らかな損傷や異常がないか、また部品同士が不自然に接触していないかをチェックしてください。さらに、タンク内に落下した異物や沈殿物がないかも確認しましょう。
最後に、実際にレバーを操作して水を流し、各部品の動きを観察します。この際、異音がどの部分から発生しているかを特定できれば、より効果的な対処が可能です。
フロートの正しい位置調整のコツ
「カタカタ」という音の原因となるフロートの位置調整は、比較的簡単に自分でできる作業です。まず、タンク内の水を流し、フロートの動きを観察しましょう。
フロートアームに調整ネジがある場合は、これを回して位置を変更できます。時計回りに回すとフロートが下がり水位が低くなり、反時計回りに回すとフロートが上がり水位が高くなります。
調整後は必ず水を流して動作を確認し、必要に応じて微調整を行いましょう。フロートが正しく上下し、適切な位置で止まれば、「カタカタ」という音は解消されるはずです。
フロートアームが曲がっている場合は、優しく手で曲げて修正することも可能ですが、無理に力を入れると破損する恐れがあるため注意が必要です。また、素材によっては曲げられないものもあります。
給水弁のゴミ除去テクニック
「シューッ」という音の原因となる給水弁のゴミ除去は、少し手間がかかりますが自分でも実施できます。まず、止水栓を閉めてタンク内の水を流し切ります。
次に、給水管と給水弁を接続しているナットを緩め、給水弁を取り外します。取り外した給水弁を観察し、ゴミやスケールが付着していないか確認してください。弁の内部や周辺のゴミは、柔らかいブラシや布で丁寧に取り除きます。
清掃後は元の位置に正しく取り付け、止水栓を開いて水漏れがないか確認します。この作業で「シューッ」という音が解消されれば成功です。なお、ゴミ除去で改善しない場合は、給水弁のパッキンの劣化が考えられます。
排水弁の清掃と調整の手順
「ゴボゴボ」という音の原因となる排水弁の清掃と調整も、自分でできる作業です。まず、チェーンの長さを確認します。チェーンが長すぎると弁が完全に閉まらず、短すぎるとレバーを押しても弁が十分に開きません。
次に、排水弁のゴム部分を点検します。亀裂や変形がある場合は水漏れの原因となるため、交換が必要です。弁の表面に付着している汚れやスケールは、柔らかい布で丁寧に拭き取りましょう。
清掃後は水を流して弁の密閉性を確認し、水が漏れ続けていないか注意深く観察します。チェーンの長さは、レバーを操作したときに弁がしっかりと開き、レバーを戻したときに確実に閉まるよう調整するのがポイントです。
プロに任せるべき!水道修理業者に依頼すべき状況
自分での対処にも限界があります。専門家に依頼すべき状況と、その判断基準について解説します。
自分で対処できないケース
トイレタンクの異音対処を自分で試みても改善しない場合や、以下のようなケースでは水道修理業者に依頼することをお勧めします。
まず、部品の交換が必要な場合は専門家の判断が重要です。タンク内の部品、特に給水弁や排水弁は種類が多く、間違った部品を選択すると新たな問題を引き起こす可能性があります。
「ピー」という高音が継続する場合は、配管内の水圧異常や配管自体の劣化が考えられます。専門的な知識と道具が必要なため、自己判断での対処は危険です。
さらに、複数の異音が同時に発生している場合や、タンク内部の構造が複雑で理解できない場合も、無理に自分で対処せず専門家に相談すべきでしょう。自己判断で間違った対処をすると、かえって状況が悪化することもあります。
水漏れが止まらないときの緊急対応
トイレタンクからの水漏れが止まらない場合は、速やかに水道修理業者に依頼すべき緊急事態です。継続的な水漏れは、水道代の増加だけでなく、建物の構造にも悪影響を及ぼす可能性があります。
緊急時の応急処置としては、まず止水栓を閉めて給水を止めることが重要です。止水栓はトイレの横や背面に設置されていることが多く、マイナスドライバーなどで閉めることができます。
応急処置をした後は、速やかに24時間対応の水道修理業者に連絡しましょう。水漏れは時間の経過とともに状況が悪化することが多いため、早急な対応が求められます。
また、タンク内での水漏れだけでなく、給水管や排水管からの漏水など、目に見えない場所での水漏れも考えられます。特殊な機器を用いて漏水箇所を特定し、適切な修理を行う専門家に任せるのが得策です。
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