節分は鬼除け汁で鬼退治!季節の行事を楽しもう【水道職人:公式】|みんなの町の水道職人

節分は鬼除け汁で鬼退治!季節の行事を楽しもう【水道職人:公式】

もうすぐ節分がやってきますね。

節分に食べる、「鬼除け汁(節分汁)」を知っていますか?

近年SNSで話題になっており、名前を聞いたことがある方や、実際に作ったことがある方もいるでしょう。

鬼除け汁は、炒った大豆が苦手という方にもおすすめな、節分ならではの大豆の食べ方です。

今回は、鬼除け汁や、節分にまつわる豆知識をご紹介します。

鬼除け汁のレシピもご紹介するので、作る際の参考にしてみてください。

節分に鬼除け汁を食べるのはなぜ?

古くからある季節の行事は、時代とともに形を変えていくものがあります。

節分もその一つで、近年では「鬼除け汁(節分汁)」という、けんちん汁に蒸した大豆を入れて食べる汁物が誕生しました。

鬼除け汁の発祥

最初に鬼除け汁を考案した方は不明ですが、蒸し大豆の製造販売をしている株式会社マルヤナギ小倉屋では、2010年頃から鬼除け汁の布教をしていたようです。

布教の理由としては、炒った大豆は小さなお子様やお年寄りは食べにくいという声が上がっていたことが挙げられるでしょう。

鬼除け汁の具材は家庭によって異なりますが、必ず蒸し大豆か水煮大豆を入れて作ります。

また鬼除け汁はけんちん汁をベースにしているため、里芋などの根菜も多く使われます。

実は、関東地方の一部では古くから節分にけんちん汁を食べる習わしがありました。

参考:鬼除け汁(節分汁)って何?作り方と由来について┃株式会社マルヤナギ小倉屋

鬼除け汁の材料と作り方

鬼除け汁の材料と作り方をご紹介します。

鬼除け汁の材料

  • 豚肉(好きな部位) 100g
  • 大根 100g
  • 里芋 中位を2個
  • ごぼう 1/3本
  • 蒸し大豆もしくは水煮大豆 1/2~1袋
  • 小ねぎ 好きなだけ
  • だし汁 450cc
  • みそ 大さじ3(減塩みその場合は味見して調整)
  • ごま油 小さじ1~大さじ1

鬼除け汁の作り方

  • 豚肉を食べやすい大きさに切る
  • 大根、里芋、人参の皮をむき一口大に切る
  • ごぼうの皮をこそぎ取り、一口大に切る
  • 鍋にごま油を熱し、豚肉、大根、里芋、人参を炒める
  • 具材に油が回ったらだし汁を加えて、具材が柔らかくなるまで煮込む
  • アクを取り除き、みそを溶かして蒸し大豆もしくは水煮大豆を加える
  • ひと煮立ちさせ、お椀によそって小ねぎを添える

注意点

里芋は濡れたまま皮をむくと手が滑り危険です。

水気をしっかり拭き取るか、乾かしてから皮をむいてください。

ぬめりが気になる場合は、切った後に塩を揉みこんでから水で洗い流しましょう。

ごま油は鍋底の状態に応じて量を調整してください。

ごま油が少なすぎると具材が張り付くことがあります。

節分に大豆を使うのはなぜ?

米や麦、大豆などの穀類には、「穀霊(こくれい)」と呼ばれる精霊が宿っていると、日本では古来より考えられています。

穀類の中で大豆は最も粒が大きく、多くの穀霊が宿ると思われているため、鬼退治に最適だとされているのです。

ただし、北海道や東北など積雪量が多い地域では、大豆の代わりに大きくて拾いやすい落花生が豆まきに使われています。

また落花生が名産品である千葉県でも、豆まきに使われるでしょう。

元来の節分では、炒った大豆を升に入れて神棚に供える、「福豆」が使われていました。

豆まきの由来

豆まきは、中国の宮廷で行われていた「追儺(ついな)」と呼ばれる邪鬼払いの儀式が起源とされています。

文武天皇(もんむてんのう)の時代に日本に伝わり、寺社や民間の行事として広く知れ渡っていきました。

邪鬼は病気や災害を鬼に見立てたもので、邪鬼を払うことで新年の幸せを願います。

豆まきで鬼を追い出した後は福を招き入れ、福が逃げないように速やかに戸締りをして、家族で豆を食べます。

まいた豆を食べることを「年取り豆」と言い、自分の年齢と同じ数、または年齢に1を加えた数を食べる習わしです。

しかし豆をたくさん食べられない場合は、「福茶」を飲むこともあります。

福茶は福豆を入れたお茶のことで、塩昆布または昆布の佃煮と梅干を福豆とともに湯のみに入れて、熱湯を注いで作ります。

節分に食べる他の食べ物

今では全国的に親しまれている恵方巻ですが、元々は関西地方の食習慣でした。

このように節分の食べ物には、地域ごとの特色があるのです。

  • 恵方巻:商売繁盛と無病息災を願って食べられています。
  • いわし(めざし):関西地方を中心とした西日本の一部地域で、鬼がいわしの臭いを嫌うとされ、食べたり頭部を玄関先に飾ったりします。
  • けんちん汁:関東地方の一部で、寒い季節の行事に身体を温めるために食べられてきました。
  • 福茶:京都を中心とした関西地方や、静岡などの一部地域で、健康長寿や無病息災を願って飲まれています。
  • しもつかれ:栃木県や千葉県、埼玉県などの一部地域で、魔除けや無病息災を願って食べられています。

節分は恵方巻のおともに鬼除け汁を食べよう!

節分には多くのご家庭で恵方巻を食べることでしょう。

具だくさんでボリュームのある恵方巻には、どんなおかずを合わせるか悩むものです。

恵方巻のおともには、大豆たっぷりの鬼除け汁はいかがでしょうか。

炒った大豆が苦手な方にも鬼除け汁はおすすめです。

また鬼除け汁は身体を温める効果もあり、まだまだ寒い節分の時期にぴったりの一品です。

今年の節分は、鬼除け汁で新しい節分の楽しみ方を見つけてみませんか。

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