値上げラッシュの昨今は、物価だけではなく水道光熱費も値上げになり、節水で少しでも水道代を節約したいと考える方も増えています。
しかし節水は方法を間違えると、節水した金額以上にお金がかかることもあるのです。
今回は、損してしまう節水のNG方法を5つご紹介します!
目次
NG①絶対禁止!トイレのタンクに重たい物は入れない
節水しようと考え真っ先に思い浮かぶのが、トイレのタンクに水を入れたペットボトルなどの重たい物を入れる方法ではないでしょうか?
しかしこの節水方法は、絶対にしない方が良い方法なのです。
過去にはタンクに重たい物を入れるという節水をしていた事例があり、節水として効果を感じていた方もいると思います。
しかし現代のトイレは昭和時代や平成の初期にあったトイレと比較すると、非節水型のトイレであっても節水の性能が高くなっています。
そのためタンクに重たい物を入れてしまうと、洗浄での水量が足りなくなりつまりを起こしてしまうのです。
またトイレの中にはさまざまな部品が配置されており、それらの部品が連動することで便器への排水とタンクへの給水が行われます。
タンクの中に入れた重たい物が部品の動きを阻害し、便器に排水されないということも起こります。
さらにタンクの部品を破損させてしまうケースもあり、節約できた水道代よりも大きな費用が修理で必要になるのです。
NG②節水で雑菌が繁殖する危険あり!お風呂の残り湯は使わない
お風呂の残り湯の活用は、節水の定番です。
お風呂にお湯を張るためにはたくさんの水を使うため、その水をすべて排水してしまうことは勿体ないと思ってしまいますよね。
しかしお風呂の残り湯をトイレタンクに入れて利用するという節水方法は、あまりおすすめできません。
お風呂の残り湯の中には、人間の身体から出た皮脂などの汚れ、付着していたごみ、洗髪などで飛んだ石けんが入っています。
そのためお風呂の残り湯は雑菌が繁殖しやすい状態です。
タンクはその性質上、雑菌が繁殖しやすい設備ということは知っていますか?
雑菌が繁殖した水はカビが発生しやすく、便器の中にあらわれる黒ずみは、タンクの中で繁殖した雑菌が原因の一つだと考えられています。
そのためお風呂の残り湯をタンクの中に入れると、雑菌の繁殖を促進する可能性があるのです。
トイレに黒ずみが発生すると掃除するための手間や、掃除道具を準備する必要が生じます。
時は金なりの言葉の通り、時間は有限で貴重な物です。
時間を無駄にしないためにも、お風呂の残り湯をトイレで活用することは控えた方が良いでしょう。
NG③つまりリスク倍増!トイレの小洗浄は使い分ける
トイレを大洗浄するとたくさんの水が流れていきますよね。
節水のために小洗浄を使うことは効果的です。
しかし、排泄物やトイレットペーパーの量に関係なく小洗浄を使うと、つまる可能性が高まってしまいます。
小洗浄で流すときは、排泄物の量が少なくトイレットペーパーの量も少ないときに限定しましょう。
どちらかの量が多いときや、どちらも量が多いときは、大洗浄で流すことでつまりのリスクを低減できます。
また流せるトイレ掃除シートや、ペットのフン、猫のトイレ砂を流すときも大洗浄にしてください。
流せるトイレ掃除シートは水に溶けやすい材質で造られていますが、トイレットペーパーよりは溶けにくいため、少量でも小洗浄ではつまる可能性があるでしょう。
またペットのフンは軽く浮きやすく、小洗浄では浮いてしまって流れないことがあります。
猫のトイレ砂はつまりを起こしやすい物です。
必ず流せると謳っている製品のみを、少量ずつ大洗浄で流してください。
トイレのつまりは状態がひどくなると自分では対処できなくなります。
トイレの交換という状況になるケースもあるため、つまらせないことが節水以上の節約効果を持ちます。
NG④少量でも水道メーターは回る!チョロチョロと水を出しても節水効果なし
今ではもう都市伝説のような話ですが、昔はチョロチョロと水を出せば、水道メーターが回らずカウントされないということがありました。
しかし水道メーターには8年ごとに交換するという定めがあり、貸与している自治体主導の基に交換が行われます。
そして水道メーターの性能も交換するたびに上がっています。
現在普及している水道メーターはどれだけ少量の水であっても、目盛りが回るのです。
ポタポタと水滴が落ちる程度の水漏れであっても、水道代に加算されるのはそのためです。
水の量を加減して使うことは節水につながりますが、水道メーターは必ず回るので、必要な量を必要に応じて使ってください。
水道をチョロチョロ出すよりも、使わないときは水を止める方が節水に効果的です。
NG⑤油断大敵!うがいで使う水道代は侮れない
歯磨きの後のうがいや、外から帰ってきた後のうがいのときにコップを使っていますか?
実はコップを使うのと使わないのとでは、必要な水の量が大きく変わるのです。
コップを使わずにうがいをするときは、約4リットルの水が必要だと言われています。
しかしコップを使ってうがいするときは、300ミリリットル程度で足りるのです。
コップを使ってうがいした方が、コップを水で洗うときに使う水の量を考えても節水できます。
また歯磨きの際にずっと水を出している方もいるでしょう。
歯磨きで水を使うのは歯ブラシを濡らすときや汚れを流すとき、うがいするときだけです。
それ以外では水を止めることで節水の効果が高まります。
節水しているのに水道代が上がるときは水漏れかも?!
節水しているのに水道代が変わらないときや、水道代が増えているときは、水漏れしている可能性があります。
水漏れを放置していると水道代はどんどん嵩むため、気が付き次第早急に対処した方が良いでしょう。
水漏れの疑いがあるときは、みんなの町の水道職人にご相談ください!
みんなの町の水道職人では、水漏れ箇所をしっかりと特定し、適切な修理のご提案をいたします。
水道代も値上がりしている昨今では、水漏れを放置することで仰天するような請求が発生することがあります。
また水道代は高騰の原因が水漏れであったとしても、全額支払う義務が生じるでしょう。
水漏れを放置せずに修理することが、金銭的負担の軽減につながります。
水漏れでのお困りごとは、みんなの町の水道職人にお気軽にご相談くださいませ!