マンションの水漏れ調査における費用負担者とは? 自己負担時の解決策も解説|みんなの町の水道職人

マンションの水漏れ調査における費用負担者とは? 自己負担時の解決策も解説

マンションでも水漏れの場合、自分の部屋の部屋以外にも上や下、隣などの部屋からの水漏れによってトラブルにつながる恐れがあります。 今回はマンションにお住まいの方で水漏れ調査を検討する方へ、費用負担の判断基準と自己負担時の解決策についてご紹介します。火災保険などに加入中の方は、各種保険内容を確認しながら読み進めることをおすすめします。

マンションによる水漏れ調査の概要

マンションでの水漏れ調査を検討する際は、水漏れ調査の概要やその種類について把握しておくことが大切です。

水漏れ調査の概要

水漏れ調査は、水漏れが起きた原因の特定や、どこまで被害が広がっているかを明確にするものです。 蛇口が取り付けられた水周り以外で水漏れが起きたときに検討する調査のひとつで、水漏れ調査によって被害を最小限に食い止められるほか、水漏れの原因を特定し、早期解決につなげられるといったメリットがあります。 水道の使用量がこれまでと変わらないものの水道料金が高くなったときや、部屋や家屋などからカビの臭いがするときは、水漏れ調査を実施して水漏れを確認するのが望ましいです。

1.音聴調査

水漏れ調査には大きく分けて3つの種類があります。1つ目の音聴調査は、音聴棒を用いて水道管や水道メーターに通じる漏水音を聴き取る調査方法です。

2. 削除法

2つ目は削除法です。削除法は水漏れの可能性が限りなく低い場所を調査し、水漏れ場所を絞りながら特定を進めるものです。量水器などの専門機材を用いながら調査を進めます。

3. 確認調査

3つ目の確認調査は、音聴調査と削除法を経たあとに、さらに場所を絞って確認する方法です。音聴棒のほか、ボーリングバーなどを用いて細かく特定します。

マンションで水漏れ調査を実施する際の費用負担者

マンションで水漏れ調査を実施する際、以下2つの理由によって費用負担者が異なります。

専有・共有のどちらかによって異なる

まず、マンションは戸建てと違い、管理する側と入居する側の2者存在します。 マンションの管理においては管理会社や大家が行うものですが、水漏れ調査を実施する場合はその場所によって費用負担者が変わります。専有スペースとは、居住者が入居する部屋のことを指します。 もし専有スペース内で水漏れが起きた、または可能性がある場合は、居住者が水漏れ調査費用を負担することになります。 一方、共有スペース、つまりエントランスや通路、屋根や外壁などから水漏れが発生した場合は、管理者である管理会社や大家が負担することになります。

水漏れの原因が居住者なら居住者負担

また、水漏れの原因が明らかに居住者側にあるのであれば、居住者の過失によるものと見なされるため、居住者負担になります。 洗濯機のホースが洗濯機から外れ、留守の間に水漏れが発生していた、といったトラブルは、居住者側の負担となり、高額な修繕費用のほか、他入居者の待避費用などを請求される恐れがあります。 なお、排水管の老朽化、劣化、蛇口などの経年劣化による水漏れであれば管理会社や大家が負担することになります。居住者側の過失か否か、または専有・共有スペースどちらの水漏れかによって費用負担者が異なることを押させておきましょう。

水漏れ調査費用が自己負担になった場合の解決策

水漏れ調査費用が自己負担と判明したときは、2つの保険を確認することをおすすめします。入居時に火災保険などに加入した方は、お手持ちの保険証書を確認しながら読み進めてください。

個人賠償責任保険のチェック

水漏れにおいてご自身が加害者となった場合は、個人賠償責任保険を確認し、適用可能かを調べてみましょう。 個人賠償責任保険とは、火災保険や自動車保険の特約として付帯されている補償のことで、自身の過失による水漏れからさまざまな被害に及んだときに使用できます。 また、トラブルが発生した場合に示談を取り持つ役割もあるため、訴訟問題などに至った際は個人賠償責任保険の有無を確認しましょう。

火災保険のチェック

マンションに入居する際に、火災保険の加入を促されるケースがあります。もし水漏れによって居住スペースや家屋などの修繕が必要になったときは、火災保険に加入済みかをチェックしましょう。 ただし、火災保険は入居スペースの修繕のほか、家財にまつわる補償が範囲となるため、水漏れ調査そのものを補償することはできません。

水漏れ調査を業者に依頼する際のポイント

水漏れ調査を業者に依頼する際は、4つのポイントに沿って適切な業者選びを進めましょう。

対応速度

対応速度が速ければ速いほど早期解決につながります。検索エンジンを活用して水道業者公式ホームページを確認する際は、依頼からどの程度で対応するのかをチェックしましょう。 なお、より具体的なスケジュールを把握したい方は、無料見積もりなどを活用すると良いでしょう。無料見積もりによって適切な費用を算出・確認できるほか、どれくらいの日数がかかるかが判断しやすくなります。

経験や実績はあるか

検索エンジンを活用して水道業者の公式ホームページをチェックするときは、経験や実績の有無について確認するのも効果的です。これまでの実績を事例として公開する水道業者であれば、具体的な調査方法を把握しながら検討できるでしょう。

口コミや評判

公式ホームページをチェックするときは、口コミや評判も合わせて確認すると良いでしょう。 公式ホームページだけの情報ではやや信憑性が低いと感じるときは、“お住まいの地区名 水道業者名 口コミ(または評判)”と入力して検索しましょう。実際に水道業者を利用した人の口コミやメリット、デメリットや対応速度などをチェックできます。 ほかにも、友人から頻繁に利用する水道業者について聞いてみるのもおすすめです。同じ地区にお住まいの友人がいるのであれば、どこの水道業者を利用しているのか、接客態度や費用感なども聞いてみると検討しやすいでしょう。

アフターサービスの充実度

公式ホームページをチェックするときはアフターサービスの有無やその充実度について確認するのもおすすめです。アフターサービスが充実していれば、その分だけ費用を抑えられたり、依頼しやすくなったりするといったメリットがあります。 水道業者に水漏れ調査を依頼する際は、調査費用も含め、修繕や住人の待避費用などが必要です。できるだけ費用を最小限に抑えたい方は、アフターサービスの充実度についてもチェックしましょう。

水漏れ調査を依頼する前に!水漏れによる症状をチェックしよう

水漏れ調査を水道業者に依頼する前に、水漏れが起きているかチェックすることをおすすめします。単純に水がこぼれていたのに放置していた場合であっても、カビが発生したり、家屋が破損したりすることもあります。実際に水漏れが起きている場合は、以下の症状が見られます。 ・床が水浸しになる ・配管から異音が聞こえる ・下の階に浸水し、壁や天井が腐食した これらの症状が見られたときは水漏れによる症状と見なし、早急に水漏れ調査を依頼するよう留意しましょう。

まとめ

マンションによる水漏れ調査は、専有、または共有スペースのどちらから水漏れが起きているかによって費用負担者が異なります。ただし、専用スペースにおいて自身の過失から水漏れが発生した場合は、入居者側が費用を負担します。 水漏れ調査費用のほか、修繕費、待避費用などが請求されるため、水漏れを起こさないよう日々注意しながら生活するよう心がけましょう。
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