雨の日の必需品である傘は、機能性だけではなく、ファッション性も大切なアイテムです。
しかし傘の選び方に悩んだり、お気に入りを見付けてもすぐに無くしてしまうという悩みを抱えていたりしている方も多いのではないでしょうか。
今回は、傘の種類や選び方、そして傘を無くさないための工夫まで、雨の日が少し楽しくなるような情報をお届けします。
目次
傘の役割と進化┃雨よけだけの道具ではない
傘は雨や日差しを防ぐ道具として、古くから世界中で使われてきました。
日本では平安時代の頃から「唐傘(からかさ)」と呼ばれる和傘が使われており、武士や貴族の持ち物として広まりました。
枕草子や源氏物語といった物語にも、唐傘は登場しています。
当時の日本では、貴族や武士の間では唐傘が広まっていましたが、一般庶民にはまだ浸透していませんでした。
現在では、身分や年齢、性別など関係なく、多くの方が傘を使っています。
現在の傘の立ち位置は、実用性だけではなく、持ち歩く方の個性や生活スタイルを反映するアイテムとしても注目されているのです。
小さく折り畳め、重たさも軽い傘も多く販売されており、突然の雨に備えて常に持ち歩いている方もいらっしゃいます。
そのため傘の選び方は、日々の快適さにも大きく影響するでしょう。
傘の種類はさまざま┃用途や好みに合わせて選ぼう
傘にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
傘を選ぶ際には、特徴を捉えた上で検討することがおすすめです。
長傘(なががさ)
最も一般的なタイプで、丈夫で広範囲をカバーできるのが特徴です。
骨組みがしっかりしており、風にも強い傾向があります。
ビジネスシーンや通勤用として人気が高く、デザインや素材も豊富です。
折りたたみ傘
コンパクトで持ち運びやすく、バッグに常備しておけるのが魅力です。
最近ではワンタッチ開閉機能付きのものや、超軽量モデルも登場しています。
急な雨に備えて、1本あると安心です。
ジャンプ傘
ワンタッチで開くタイプの傘で、片手がふさがっていても楽に使えます。
開閉がスムーズで、急いでいるときにも便利です。
長傘に採用されている傾向があります。
ビニール傘
コンビニなどで手軽に購入できるビニール傘は、価格が安く、急な雨にも対応できます。
手軽に手に入るタイプのものは強度が弱く、破れやすいため、長期使用にはあまり向きません。
ただし、現在ではデザイン性が豊富で頑丈なビニール傘も多く登場しています。
価格もコンビニなどで購入できるものより高価になりますが、長期使用を見越して製造されています。
晴雨(せいう)兼用傘
UVカット機能が付いており、日傘と雨傘の両方で使える便利なタイプです。
とくに女性を中心に人気があり、紫外線対策としても有効です。
晴雨兼用傘は、日傘に採用されていることが多い傾向にあります。
素材とデザインも注目ポイント
傘選びで意外に見落とされがちなのが、素材や構造です。
最近では「グラスファイバー骨」や「カーボンファイバー骨」を使った軽量かつ頑丈な傘も増えています。
また、防水性だけではなく撥水性にも優れた生地を使用したものは、水切れが良く、乾きも早いのがメリットです。
デザイン面では、チェック柄やストライプ、ドット柄などの定番から、アート傘や和風デザインまで幅広く揃っています。
アニメや水族館などコラボレーションしている傘も多く登場しており、推し活アイテムとしても活躍するでしょう。
お気に入りの柄を選べば、雨の日も気分が上がること間違いなしです。
参考:刀剣乱舞-ONLINE-』コラボの傘が登場!┃aniware
参考:えのすい× Wpc. アンブレラ おはよう、大水槽 おやすみ 、くらげ Wpc. ビニール傘 長傘 折りたたみ傘┃Wpc.
傘を選ぶときのチェックポイント
- サイズ:自分の体格や荷物の量に応じて、直径や全長を確認
- 重さ:持ち運ぶ機会が多い場合は、軽量モデルが便利
- 開閉方法:手動かジャンプ式か、どちらが使いやすいかを試す
- 収納性:とくに折りたたみ傘は、たたんだときのサイズと形を確認することが大切
- 耐久性:骨の素材や構造もチェックし、風に強いかどうかを確認
これらのポイントを押さえておくことで、傘を購入した後に後悔しにくいでしょう。
傘を無くさないための工夫とは?
傘を電車やカフェに置き忘れたり、他の方がご自分の傘を間違えて持って行ってしまったり、そんな経験をしたことがある方は多くいらっしゃると思います。
傘のあるある話ですが、ちょっとした工夫で防げます。
傘に目印を付ける
他人の傘と見分けやすくするため、取っ手にリボンを結んだり、シールを貼ったり、名札を付けるなどが効果的です。
とくにビニール傘は他人と混同しやすいため、個性を出しておくことが重要です。
また、おしゃれなアンブレラマーカーを購入したり、手作りで作ったりすることも、個性が出ておすすめです。
愛着が湧く傘を持つ
少し高くても、お気に入りの傘を持つと自然に大切に扱うようになります。
愛着を持つことで、無くしたくないという心理が働き、置き忘れが減るでしょう。
また、コンビニなどで購入できるビニール傘を使っている方が多い現在では、他人と被りにくい傘は盗難防止にもつながります。
置き場所を意識する
玄関や会社の入口など、傘立ての中でも目立つ場所に置くクセを付けると、帰り際に見逃すことが少なくなるでしょう。
また、カフェや飲食店では椅子の背もたれに引っかけておくと、忘れにくくなります。
傘シェアアプリやスマートタグを活用
近年ではスマートタグ(GPS付きの忘れ物防止タグ)を付けておくと、スマートフォンと連携して傘の所在を通知してくれる機能もあります。
また、傘のシェアサービスを利用すれば、そもそも自分の傘を持ち歩かないという選択肢も可能です。
お気に入りの傘で雨の日を楽しもう
傘はただの雨よけの道具ではなく、生活の一部として私たちを支える存在です。
種類や素材、デザインを知って選ぶことで、より快適に、そして楽しく雨の日を過ごせます。
お気に入りの傘を持てば、雨の日の憂鬱(ゆううつ)な気分も少しは和らぐでしょう。
通勤や通学、ちょっとしたお出かけの際にも、気分よく過ごせるようになります。
また、傘を無くさないためのちょっとした工夫を取り入れれば、お気に入りの傘と長く付き合っていけるでしょう。
そして何より、大切に扱えば傘は長く使える相棒となります。
梅雨や夏の突然の雨に備えて、ぜひご自分にぴったりの一本を見付けてみてください。