脱水症は夏に起こるものと思っている方が、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、実際には秋や冬といった、寒い時期にも発生する症状です。
秋の脱水症は乾燥が原因である場合が多く、脱水症になりかけていることに気が付かない、隠れ脱水症に注意が必要です。
今回は、秋に気を付けたい、秋の脱水症についてご紹介します。
秋は隠れ脱水症の季節
隠れ脱水症をご存じでしょうか？
隠れ脱水症とは、脱水を起こしかけているのに、当人にはその自覚がない状態のことです。
また、まわりの方が見ても、脱水を起こしかけていることに気付かない状態でもあります。
秋は気温が涼しくなり、水分補給がおろそかになる傾向があるでしょう。
また、夏と比較してトイレが近くなるため、それが嫌で水分補給を控える方もいらっしゃいます。
水分を摂取しないことで、体内の水分は排出されるばかりになり、脱水を起こし、血圧の低下も招きます。
秋や冬といった寒い季節も、しっかりと水分補給することが重要です。
隠れ脱水症では、以下の症状があらわれます。
- 頭がぼうっとする
- めまいやふらつきがある
- 集中力の低下
- 唇が乾燥してカサカサになる
- 手足の末端が冷たくなる
- 喉が渇く など
これらの症状が現れた場合、隠れ脱水症を疑った方が良いでしょう。
隠れ脱水症が起こると、身体が体温の調整をできなくなり、体温が上昇し熱中症を引き起こすリスクもあります。
脱水症を防ぐためにこまめな水分補給を
脱水症の予防には、こまめな水分補給が有効です。
一度に大量の水分を一気に摂るのではなく、こまめに水分補給しましょう。
とくに高齢者は、喉の渇きを感じる前に水分補給することを心掛けましょう。
脱水症では血液濃度が濃くなり、血栓ができやすくなります。
できた血栓が心臓につまれば心筋梗塞が起こるリスクが、脳につまれば脳梗塞が起こるリスクがあります。
これらの症状は命に関わる重篤な症状になるケースや、重い障害が残るケースもあるでしょう。
血栓は老若男女を問わずできるものですが、高齢者は脱水や同じ体制を長時間続けることでできやすくなると言われているのです。
また、脱水ではせん妄が起こることもあります。
せん妄とは幻覚や錯覚に加え、意識混濁も起こる症状です。
高齢者はせん妄が起こりやすいと言われており、中でも認知症の方は発生する可能性が高いと考えられています。
脱水症には脱水したことで起こる病もあるため、意識的に水分補給することがそれらの予防に求められるのです。
国土交通省では健康のために水を飲むことが推進されている
国土交通省では、「「健康のために水を飲もう」推進運動」を提唱しています。
人間の身体には、1日当たり約2.5Lほどの水が必要だと言われています。
これは、1日で排出される水分量が約2.5Lのため、それを補うために必要な水分量なのです。
ただし、運動している方や仕事で身体を動かす方など、生活環境によって、排出される水分量は異なります。
生活環境に合わせて、2.5L以上の水分を補給するようにしてください。
我々人間は、身体の水分を失うごとに死亡リスクが高まり、20％を失うと死に至る可能性が非常に高くなると考えられています。
身体の水分を失わないために、水を飲むことがとても重要なのです。
なお、1度に2Lの水を摂取するなど大量摂取することで、水中毒での死亡リスクが発生します。
1日の間にこまめに水分補給し、約2.5Lを摂取するようにしましょう。
安全に水を飲むために水まわりのメンテナンスを！
日本では、蛇口のハンドルを開くだけで、安全な水道水が吐水され、生水をそのまま飲めます。
生水を飲める国は非常に少なく、日本を含めて10カ国しかないのです。
アジア圏では日本だけだと言われています。
また日本の水道水の品質は、世界的に見ても非常に高いものです。
これは、水道法第4条で水質基準が定められており、それに準じて、しっかりと管理が行われているためです。
しかし、各都道府県の水道局がどれだけ管理を厳密に行ったとしても、ご自宅の水まわり設備が損傷していては、不純物混入などの可能性は避けられません。
蛇口や水道管など、ご自宅の水まわり設備のメンテナンスをしっかりと施しておくことで、不純物の混入を防ぎ、安全な水を飲めるのです。
蛇口や水道管など、水まわり設備のメンテナンスやお困りごとのご相談は、みんなの町の水道職人にお任せください！
みんなの町の水道職人では、各都道府県に作業員が在籍しています。
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水まわりのトラブルは、みんなの町の水道職人にお気軽にご相談くださいませ。
安全な水道水で、秋の脱水症を予防してください。
